近江庭園のお庭トーク | 心惹かれるお庭の力があなたのビジネスに新たなバリューを

お庭とのつながり

作成者: 寺下 真司|2019年1月29日

先週のブログの中で、今が一年で一番寒い時期とお伝えした途端に、雪が降りましたね。

私たちの会社は滋賀県にありますが、滋賀県の中でもどちらかというと南にあたるため、毎年雪は降ってもそれほどつもりません。先日の雪でもうっすらとつもりましたが、お昼頃にはもう溶けていました。暖冬とはいえ、まだまだ寒い日が続きますので、みなさんも体調を崩されないように。。

くらしとお庭のつながり

さて今日は、お庭とのつながりについて、お伝えしたいと思います。

この一週間程度でいくつかのお問い合わせをいただいております。今ある建物を解体され、新しくするのでお庭を計画してほしい、ホテルを建築予定で、そのお庭の計画をしてほしいなどのご依頼をいただいており、時には東京都、山口県、愛知県などのプロジェクトもあります。地域地域によって、また私たちを含めお庭の作り手により、お庭づくりの際の考え方、工法、デザイン、使う材料などはさまざまですが、近年、くらしとお庭のつながり方に少し変化があるように思います。

私たちの会社がある滋賀県大津市の地域では、まだまだ古い風習があります。特に法事などの際には親戚一同が集まり、和室を利用した故人の法要をつとめます。その和室には必ずと言っていいほど、立派な庭があります。ただこの和室を、そこに住まう人が利用することはめったになく、普段の生活をするリビングのスペースはあまり日のあたらない奥もしくは方角を向いているなど冬の寒さは厳しいということをよく耳にします。つまり客人のために家を作り、お庭を作るというのが一般的でした。

しかし近年は家を立てる際、客人を招くために作るというよりは、そこに住む方の暮らしが豊かになるように、夏は涼しく、冬は暖かくすごせるように。そしてお庭については、多くの時間を過ごすリビングに大きな窓を設け、その際に緑豊かな空間を作ることで、毎日の暮らしが豊かになるように考えられることが本当に多くなってきたなと思います。

またお店やホテルなどの商業施設においては、利用されるお客様が日本の豊かな四季とのつながりをもてるように設計されるようにすることで、他社との差別化を図ろうという動きが強くなっています。

お庭とのつながりをもつために大切なこと

弊社の会長が建築から見た庭、庭から見た建築 という言葉をよく言います。また家庭という言葉も家と庭という文字からできている通り、建築(家)とお庭は切ってもきれない関係にあります。つまり、建物を計画する時にあらかじめお庭との関係性を考えて、部屋の配置、窓の取り方、方角、排水方法、屋根の掛け方、建物内の導線、建物外の導線などいろいろな角度から計画する必要があります。

そこで、設計士、工務店さんなどに設計を依頼されると同時に、もしお庭とのつながり、日本の豊かな四季の変化を楽しみたいなどとお考えの方は、ご自身の要望をかなえてくれそうなお庭のプロフェッショナルに一度相談してみることをおすすめいたします。

特にお庭の魅力で集客したい、差別化を図り、ブランディングしたい、ファンになってほしいと考えられている方なら、なおさらです。私たちに依頼をいただくお客様の中には2年越しのプロジェクトもあります笑。ですが計画・設計の早い段階でご相談いただくことで、最終的によい建物とお庭ができることは、言うまでもありません。

今、もし何かご計画をされているようでしたら、ご参考になさってください。

 

最後にお客様の宣伝を。。。

松本が担当しているお庭トークの中で、着工から完成までの日々をお伝えしていましたが、

本日1月30日にオープンいたします。本日はオープンニングパーティーのようで、明日からの正式営業となります。もし京都駅付近にこられた際はぜひお立ち寄りください。

CraftHouse Kyoto

〒600-8138 京都市京都市下京区大宮町211番地