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お庭のお正月準備。

作成者: 寺下 真司|2019年12月17日

今年は本当に暖かいですね。

朝夕は本当に寒さを感じますが、外で一生懸命に仕事をしていると汗をかくことさえあります。
私たちは年末まで本当に気を抜けない日々が続いておりますが、あと2週間お待ちいただいている
お客様のお庭を綺麗にするために1日1日を大切にしていきたいです。

12月中旬になりましたが、気温が高いこともあり、まだまだお正月がもうすぐそこっといった感じがしませんね。しかしお庭のお正月準備は順次進めています。

毎年お正月を迎えるにあたり、茶室の竹の樋を新しい青い竹に交換したり、赤松の赤くなった葉をお庭の中に敷いたり、杉の葉っぱや、門松に添える赤い実を結ぶナンテンを用意したりと、様々な冬支度の準備をさせていただきました。

 

天然素材ゆえの良さを活かすために手をかける。

今のような豊富な建築資材がなかった昔はこういった天然素材の持つ特性を工夫して利用することで、日々の暮らしを豊にしていました。特に竹で雨樋を作るのは正直手間がかかります。

屋根の長さ分を確保するために、竹のどこでも切っていいということではなく、節を利用して、雨が反対側にもれないようにするなど、注意する必要があります。屋根の大きさにぴったりあうものを探すのが一苦労。

そして竹を綺麗に洗います。冬に冷たい水を触るため、この作業も一苦労です。

そしてそれぞれの役割に会うように加工していく。

これらの工程を経てそれぞれの材料がそれぞれのお庭で活躍するために、嫁に行く前の姿です。

竹も綺麗に洗うと青竹本来の持つ色の良さがでるため、手間と時間はかかりますが、やりがいを感じる瞬間でもあります。

 

煤払い(すすばらい)

新年を迎えるために、煤(すす)や埃(ほこり)を落とす大掃除のことです。

近年では12月25日前後に行われることがおおくなりましたが、江戸時代には12月13日が恒例とされていたとか。

12月はどうしても急ぐことが多く、交通事故も多く目にしますが、焦らず新年を気持ちよく迎えられるように、1日1日を大切にしたいですね。

 

年末年始の営業につきまして

仕事納め 令和元年 12月27日(金)
仕事初め 令和二年 1月6日(月)

12月28日(日)〜1月5日(日)は冬季休暇のため、
この間にいただいたお問い合わせにつきまして1月7日(月)以降に回答をさせていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。