近江庭園のお庭トーク | 心惹かれるお庭の力があなたのビジネスに新たなバリューを

お庭を作る理由。

作成者: 寺下 真司|2019年10月22日

本日から新しい季節の始まりです。

霜降 そうこう

実際にはまだまだそんな感じはありませんが、暦の上では露が凍り、霜となって土の上に降り注ぐ季節です。

秋は日に日に冬に近くことを感じさせてくれる季節のため、どこか寂しさのある季節ですが、京都はもちろんですが、これからの季節は黄色・オレンジ・赤色といった春とは違った色あざやかな景色を楽しむことの季節です。

初候:霜始降 しもはじめてふる 10月23日〜27日頃

次候:霎時施 こさめときどきふる 10月28日〜11月1日頃

末候:楓蔦黄 もみじつたきばむ 11月2日〜6日頃

 

秋の〇〇の日

秋は〇〇の秋とよく表現されます。

この〇〇には、スポーツ、食欲、読書、恋愛??などなど色々あると思いますが、この時期の期間中の〇〇の日に代表的な日として、

 

*10月26日:柿の日

俳人の正岡子規が奈良で、「くへば鐘が鳴るなり法隆寺」と読んだことから柿の日とされたとか。

この時期の柿は栄養価も高く、風邪を予防する上でも、体にとてもよい秋の味覚です。

 

*10月30日:初恋の日

島崎藤村が初恋の詩を発表したことから、初恋の日とされています。読書をすることで、若い頃を思い出すこともいいですね。

 

お庭を作る理由。

私たちがお庭づくりのご依頼を頂戴するとき、その依頼の背景は様々です。

 

ご新居を計画、もしくは建築中で、その顔となるお庭を作りたい。

今のご自宅をリフォームするので、それとどうじにお庭もリフォームしたい。

お店を計画・建築しているので、お客様に感動を与えるような空間にしたい。

お隣さんからの視線を少し遮りたいので、何か良い方法はないか、

 

などさざまざまです。

 

先日、新たにお庭づくりのご依頼をいただき、岐阜県郡上市まで現地確認にいってまいりました。

郡上市と言えば、平木の第二のふるさとといっても過言ではないほど、ある時期から足繁く通っている場所。

そして岐阜は今、海外の方からも暑い注目を集める場所とよく耳にします。

 

今回のご依頼の内容は、あるご縁があって、表情豊かな自然の石を譲り受け、それをご自身でお持ちの別荘の庭のエリアに据付けて、石組みをしてほしいというもの。

現地を確認してきたのですが、夏は涼しく、冬はスキー、スノーボードとして楽しむことのできるリゾートエリアです。また何よりも目を奪われたのが眼下に広がる山々と美しい空。リゾートエリアの中でも特に一番上ということもあって、標高1200mから眺める景色は訪れた人が勝手にプライベートエリアに入って眺めていくこともあるとか、、

特に冬は雪2m以上積雪することも普段私たちが提案しているお庭づくりのスタイルとは少し違うものも、今の空間と、材料の良さを活かした演出をしてほしいというご依頼です。

1年間のうち、何度も訪れるには少し距離がある場所ですが、忙しい日常から離れて、日本の豊かな季節の変化を感じることのできる特別な時間を、さらに価値あるものにするためにこれからどのようにするか考えていきます。