近江庭園のお庭トーク | 心惹かれるお庭の力があなたのビジネスに新たなバリューを

歴史を学び、いい空間・庭をつくる。

作成者: 寺下 真司|2019年12月10日

12月に入り、冬らしくなってきました。

 

大雪

初候:閉塞成冬 そらさむくふゆとなる 12月7日〜11日頃

次候:熊蟄穴 くまあなにこもる 12月12日〜16日頃

末候:鱖魚群 さけのうおむらがる 12月17日21日頃

 

暦の上では、雪が降り積もり、雪景色に変わる時期。先日日帰り出張で東京に行ってきました。

その行きの新幹線から見る雪景色の富士山。天気もよかったためにとても綺麗でした。

 

 

歴史から学ぶことの大切さ

先日、休日を利用して友人と淡路島に行ってきました。家族でのお出かけでしたので、多くの時間が娘たちの遊びが中心だったのですが、淡路島を移動中に偶然見つけた洲本城跡に行くことに。

洲本城の説明は割愛しますが、お城そのものは昭和3年に再建されたため当時のものではなく、城跡として、竹田城の石積みにも負けない立派な石積みが残されており、石積みの間に根を張り、大木になる樹木の姿を見ると、時間の経過による風化、天候による災害等の影響を受けずに現存する姿は、非常に学ぶべきところがたくさんありました。

コンクリートのない時代に、高さ5メートル以上の高い城壁を作るには、崩れない、壊れないためにも一つ一つの石をしっかりと積み上げる必要があります。今は大きな石でもクレーン重機を使って動かしたりしますが、昔は全て人力。そのようなことを想像しながら、石積みを見ると様々なことが頭をよぎります。

 

様々な学びをインプットして、アウトプットしていく。

最近、ある人が自分の中にあるものをアウトプットしていくと、自分の一部を削りとるような感覚になる。

だから意識的にインプットしていくことが大切だと・・・。

 

お庭づくりにおいても、自分自身の中にあるものと、お客様の思い、期待を併せて、設計・デザインとしてアウトプットしていきます。自分の一部を削っているわけではないのですが、外に形として出していくためにも、お庭作り以外のことの様々なことを意識的にインプットしていくことが大切だなと改めて感じました。