新緑が綺麗な季節ですね。
私は一年で一番この季節が好きです。
下の写真のように、樹木のもつなんとも言えない色の変化を楽しむことができるからです。
こちらは常緑樹のアセビです。葉の形も可愛らしく、お庭づくりの際によく使用する樹木の一つです。
花の様に見えますが、これは花ではなく、この春に出た新しい葉っぱです。
普段私たちは、お庭の魅力をお客様にお伝えし、その中で私たちのお庭に魅力を感じていただけるお客様からお庭づくりのご依頼を頂戴して、お客様ご自身ではできないお庭づくりをしています。
私たち自身が、樹木や草花、またお庭のあるくらしって本当にすばらしいですよ!といっても、興味のない方にはまったく響きません。
ですが、今回ある記事をみて、興味のない方でも少しでも私たちを取り巻く自然について目を向けるきっかけになればと思います。
いまだ終息が見えないコロナウィルスは私たちの日々の暮らしをそれまでとはまったく違うものにしました。人が集中するところを避けるようになり、都市に娯楽を求めて向かうのではなく、外出を控え家族との時間を大切にする。外にでるといっても、人の混雑のない場所を散歩する、走る、庭にでて野菜を育てる、草花を子供たちと植えるなどをして日々の暮らしを少しでも充実したものへとされている方も多いと思います。
私もそのような時間の使い方をしているのですが、室内にいるよりも、外にでたり、自然の中でいる方がリラックスできると感じますよね。
千葉大学の宮崎良文教授は、森林浴のもたらす効果についての研究を長年されていて、その効果を活用したセラピーについて様々な著書を出版されています。
くわしい内容はこちらのインタービューをご一読ください。
今回のことが様々な場面で私たちの暮らしを変えていく、また見直されることになることは間違いないと思いますが、その中で自然との向き合い方、暮らしへの取り入れかたも、きっと変わってくると思います。
緑や花を扱う仕事に従事するものとして、どのように魅力を人々と共有できるか、もっともっと考えていくことが大切ですね。