近江庭園のお庭トーク | 心惹かれるお庭の力があなたのビジネスに新たなバリューを

霜降 そうこう

作成者: 寺下 真司|2020年10月27日

日に日に朝夕が寒くなってきました。

10月23日ごろから11月6日頃までは 霜降(そうこう)という季節で、
空気中の水分が凍り、霜となって土に降りるはじめ、野山の木々が黄色に、赤色に染まりだす季節にあたります。

ですが、近年は年々暖かくなっていることもあり、紅葉を楽しむには少しまだ早いですね。
暦から読み取れる風景と、現在の状況の差を比べて見ると、いかに環境が変化しているか、ずれているかを知ることができますね。

いろいろな方にお話を聞いていると、GoToトラベル キャンペーンを利用して、旅行をされている様子で、これからの季節はどこも、賑わってくるのではないでしょうか。コロナウィルスの感染に気をつけていただき、彩の秋を楽しんでいただければと思います。

京都のホテルのお庭を育てる

今年は長雨の影響もあり、日照時間が少なくなるなど、お庭にとっても少し難しい季節がありました。

私たちは環境にあったお庭づくりを提案し、その環境でお庭を育てるお手伝いをさせていただいていますが、自然が相手となると、年々変化する気候によって変化するため、試行錯誤する必要が多々でてきます。

先日伺ったこちらのお庭。環境的にも難しい部分があるのですが、樹木の葉の色、枝の色、土の状態などを定期的にみることで、その時その時の必要なことを対応していきます。

人間と一緒で症状から悪くなってから対応すると、手の施しようがない時があるのと同じで、
お庭の中の樹木・植物についても早め早めに処置をすることで

そのためには、日々のケア(気付くこと、気を向けること)がとても大切です。

そうすることで、毎日の小さな季節の訪れにも気づくことができます。

なかなか毎日が忙しいと、身近なことに目を配ることが難しいかもしれませんが、一息ついて身近なことに目を向けることで新たな気付きがあるといいですね。