お庭のお悩み、水たまりの対処ついてお話します。
★ナンテンの花
花が咲いているところはなかなか見かけません(ただ咲いている時期に見ないだけかな?)
ちょうど虫(蜂?)が蜜を吸っていました。ダブルで珍しい光景でした。
みなさん、雨ふりの日に傘をさして歩道を歩いているときに、車道の水たまりの上を車が勢いよく通り抜けていったら・・・バッシャーン!! と水をひっかけられたことはないでしょうか? ありますよね〜 「修繕してよ〜っ、アスファルトの轍(わだち)」と自治体に対するフマンバクハツ そして、家族や同僚に八つあたりしたりしてさっぱりいいことなしです。
お庭の水たまりはありませんか? またお困りじゃないですか? お庭の水たまりは冒頭のことほどは気にならないにしても、水たまりを通り抜けるときつま先立ちでそおっと歩いてないですか? もしくは、え〜ぃっと大股で飛び越えていないですか? そう考えると憂鬱(ゆううつ)きわまりないです。そこでお庭の排水対策の一例をご紹介します。
①溝掘りをする経路の想定
水たまりの近くに雨水桝か会所桝か側溝がないでしょうか?これらがある場合は、水たまりから雨水桝(等)までなるべく直線で結ぶように土を溝掘りの想定をします。幅は10㎝〜20㎝ほどが適当でしょう。そのとき、流したい雨水桝(等)から水たまりを目指して掘り進めます。(ここではまだ掘りません)
②雨水桝(等)の横っ腹に穴をあける。 〜位置決め〜
流したい雨水桝(等)に元から接続されているパイプが何本かあるうちの一番深いパイプより1㎝〜2㎝以上高い位置に穴を開けましょう。多い場合では5本ぐらい桝に接続せれていることもあります。
ここでの注意点は、雨水桝内で逆流させないということです。桝に接続されているパイプは「流入」と「流出」の2種類の役目に分類することができます。
流入パイプは、その桝に水を注ぎ込む入口の役目をするパイプで、流出パイプはその桝からどこかほかのところへ水を吐き出すための出口の役目をするパイプです。
流入パイプは複数本あることがありますが、流出パイプは基本的には1本です。その流出パイプの底の高さより高い位置に穴をあけることがポイントです。これで逆流はしません。
③雨水桝(等)の横っ腹に穴をあける。
雨水桝が樹脂でできている場合は、はんだごてを熱くして、れんこんのように穴をあけるといいでしょう。(キリ か ドリルでもO.K.)ぽっこりと円形に穴をあける必要はないです。水さえ注ぎ込めればいいので。
コンクリートの桝なら、壁面の外側ににお皿状にへこましてある部分があり、その部分が壁厚が薄く作られていて金槌(かなづち)でコンコンとたたくと卵の殻をヒヨコが割るように割れます。そのようにして小さめの穴を開けましょう。穴が大きいと砂利が桝内になだれ込んできてしまいますので注意しましょう。
④溝掘り開始
流そうとする雨水桝(等)から、水たまりのところまで、溝掘りします。その時の注意点は、徐々に溝の底部分が登っていくということです。水を流すのですから当然のことです。登り具合が急な登りすぎると、水たまり地点に到達するまでに地下から地上に飛び出てしまうことになるので、水たまりのところまで登りつつしかも、終点の水たまりのところで深さ10㎝を確保するように、溝掘りしましょう。この作業はとてもハードルが高いです。
溝掘りが完成したら、溝の中に粒の大きさのそろった砂利を入れましょう。砂利の大きさはさくらんぼぐらいの大きさから卵くらいまでの大きさのもがいいでしょう。どんなに大きくても握りこぶしくらいの石です。そこらへんの小石を地道に集めてもいいのですが、ホームセンターや建材屋さんでバラスという名前の砂利を購入するのが手取り早いです。
入れる量はお庭の地表面から10㎝の深さまでです。上の10㎝は掘り上げた土を埋め戻します。
⑥仕上げ
埋め戻す土は数センチ盛り上げ気味に仕上げましょう。時間と共に土が締まって痩せるからその分を見越しておきます。これを余盛りといいます。
余った土はお庭に苔や芝生がなければ、全体に薄く敷き均してもいいでしょう。それができない場合は、ホームセンターによっては、土を引き取ってくれるところもあるようですので、確認したうえで処分してもらいましょう。(無料とは限りません)
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