突然ですが皆さん。もうすぐ、冬がやって来ます。
ガーデニング好きにはなかなか厳しい季節です。
しかし私たちはそんな寒さの中でも草花を愛でたい衝動は抑えきれないようにできています。そういう性なのです。
でもどうしても寒過ぎて外に出れないとき、体調を崩しているとき。
そういったときは、お部屋に草花を飾るのに限りますよね。
ということで、今回はお部屋に草花を飾るときの花入れを自分でつくって、お花を生けて見ようという企画です。
きっと花器も自作した方がより楽しめると思いますので。
今回花入れに使う素材は竹です。作り方が簡単だし、なにより私が大好きだからです。
でもよく目にする竹の一輪挿しじゃつまらないので、創作的かつ実験的なオリジナルのものを作ってみようと思います。
ちなみに本来は油抜きした白竹でつくるのが定石ですが、今回は青竹で作ってみます。
皆さんも自由に作ってみてください。
まずは、竹を洗います。
本来は「もみ殻」でこすって洗うのが伝統的な洗い方なのですが、身近になかったのでスポンジで洗います。
あまり強くこすり過ぎると竹を傷めるので、程よい力加減で洗いましょう。
とくに節の部分が白や黒く汚れているので、念入りにこすります。
結構綺麗になりました。鮮やかな緑が気持ちいですね。
自分の作りたい長さに切ります。
昔の単位は「寸」。1寸が大体3cmなので、3の倍数の長さで取ることにしました。
そうだなー。じゃあ、90cmで。
正気です。
「長すぎだろ!」という声は充分届いていますが、私は今回世界に1つしかない一輪挿しを作りたいので、このくらいしなきゃダメなのです。アバンギャルドに行きたいと思います。
竹を切るとき、力を入れすぎると竹がささくれてしまうので、ノコの重さで切るような感覚で引きましょう。
切り終わるときもささくれやすいので、竹の切れ端を落ちないように手で支えながら切り終えます。
さあ、切れました。本当に90cmで切ってみせました。
もう、ここからは自由です。皆さんの創作意欲を爆発させてください。
パカッ
こんな風に。
私自身、作っていて不安になって来ました。
そして思いつくがままに手を進めた結果がこちら。
流石にこんな一輪挿しは、未だかつてないと思います。
出来はともかく、初めての試みだと思います。私の勝ちですね。
なにと戦っていたのかはともかく、生けた山野草の紹介をしたいと思います。
テーマはやはり「秋」です。
紅葉が見ごろのイロハモミジ、キヨスミシラヤマギク、ナンテンの実を生けてみました。
竹ひごのカーブがいい感じのアクセントになっていると思います。そう願います。
なにせ筒が付いている状態でひごを引くのはとても難しかったですからね!
以上で一輪挿しづくりは終わりです。
皆さんもぜひ、お好みのものを作ってみてください。
記事・・・飛田亮
山野草の初心者も安心のネットショップ“GardenPorter”(ガーデンポーター)は、9月11日にリニューアルオープンいたしました。
よろしくお願いいたします。