早いものでいよいよ今年もあと半月程で終わってしまいますが、庭仕事においてこの時期はとても忙しい。
なぜなら誰もが爽やかな気持ちで新年を迎えたいと思っているからです。
家の中の掃除もそうですが、庭の掃除も新年への気持ちを切り替える上でとても大事なこと。
というわけで、今回は庭がキレイになるポイントを紹介していこうと思います。
流石に樹木の剪定の仕方などを紹介するのは難しいので、誰にでもできる掃除の仕方を紹介します。
①木を揺する
庭掃除において「掃除は上から」というのが基本中の基本。
いくら落ち葉を拾って地面を綺麗にしても、落ち葉の元凶をどうにかせねば本末転倒です。
そこでまずは庭の中で一番背の高い木を探して、ゆっさゆっさと揺さぶってあげます。
すると枯葉や枯れ枝がポロポロ落ちてくるでしょう。
しかし全部が全部地面に落ちず、きっと近くの木にまた引っかかると思うので、背の高い順に木を揺すってゴミを落としていきます。
特にマツやマキなどの葉が細かい針葉樹は、他の木の枯葉が絡まりやすいので、念入りに揺らします。
②かかり葉や枯れかかっている葉をとる
揺すったけど枝に引っかかってなかなか落ちないかかり葉は手や箒で取りましょう。
特にマツ葉は二股になっているので枝に引っかかりやすいです。
そしてもう変色して枯れかかっている葉、かろうじてくっついている葉もいっその事枝をしごいて落としてしまいます。
これだけすれば、もうしばらくゴミが落ちてくることはないでしょう。
③根元から出ている枝を剪定する
木の根元から出ている「ひこばえ」と呼ばれる枝を切ってしまいましょう。
こうすることで木の根元がスッキリして庭がキレイに見えます。
他にも幹からちょこんと出ている「胴ぶき」も切ってあげます。
とにかく樹木の幹を見えるようにすると、庭がスッキリとします。
before
after
④下草の枯葉や花がらを摘む
この際常緑の下草や花苗などのメンテナンスもしてあげましょう。
変色している葉を取ったり、冬に地上部が枯れる宿根草は地際で刈り込んであげるといいです。
⑤ひたすら掃く
さあ、これでいよいよ掃き掃除ができます。
掃くときも塀や石灯籠、景石やオブジェなど、上から掃いていくことを忘れずに。
たくさんゴミが出た場合は、まず熊手で粗いゴミをとってから最後に手ぼうきなどで細かいゴミを仕上げると効率がいいと思います。
溜まった落ち葉はゴミとして捨ててしまうのもいいですが、腐葉土に変えて再利用するという手もあります。
以上、庭をキレイにするためのポイントでした。
どれも基本的で当たり前のことですが、それだけに掃除に置いて大事なことでもあります。
それではどうかキレイなお庭で気持ちよく新年を迎えてくださいませ。
記事・・・飛田亮