近江庭園のお庭トーク | お庭のプロが厳選するお庭づくり・盆栽づくりのための季節の花だより

竹の器と瓦を使って山野草のミニ寄植えを作ってみました!

作成者: 飛田|2015年12月15日

先日、現場で大きな孟宗竹の廃材がでました。

なんと直径にして15cm程・・・!

あまりにも立派な竹なので、このまま捨てるには惜しく、せっかくなので寄植えをしてみることに。

時期も時期だし「松竹梅」の竹ということで、テーマはやはりお正月。

それでは早速作っていきます。

まず、竹を洗います。

かなり太い竹の根元部分なので、結構汚れています。

特に節の周りが汚れているので入念にこすります。

続いて水が抜けていくように穴を開けます。

底の節にドリルでちょちょいと。

これだけ太いと節の厚みもなかなかのものですね。

そうしたらある程度土を入れ、植物を植えていきます。

今回植えるのはクロマツ、フクジュソウ、斑入りユキノシタ「雪月花」です。

植えたい場所に配植したら、土を均します。

ただフラットにするんじゃ面白くないので、少し盛土して石も据えてみました。

そしてヤマゴケを張って化粧砂をまけば完成です。

竹の中に小さな庭園が現れました!かぐや姫もびっくりですね?

箱庭ならぬ竹庭とでもいいましょうか。

小さな人形や石灯籠の模型なんかを置いてもおもしろそうです。

この作品は玄関先にでも置いて楽しみたいと思います。

さて、以前瓦を使った寄植えに挑戦したことがありました。

このとき植えた草花がもう見ごろを過ぎてしまったので、お正月バージョンとして植え変えてみました。

それがこちらです!

 

使った草花はヤブコウジ、チゴザサ、イワウチワ、コガネシダです。

紅葉したイワウチワとヤマゴケのコントラストが綺麗で気に入ってます。

使った苔もハイゴケからヤマゴケに変えてみました。

個人的に今、ヤマゴケブームがキてます。

本日開催中の百万遍さんの手づくり市に持っていきますが、結構重いのであくまで飾りとして机に置いておこうと思います。

以上、ちょっとした寄植え作品たちでした。

記事・・・飛田亮