近江庭園のお庭トーク | お庭のプロが厳選するお庭づくり・盆栽づくりのための季節の花だより

庭師とめぐる、庭めぐり〜万博記念公園編・序章〜

作成者: GardenPorter|2015年12月23日

今回は大阪府吹田市にある「万博記念公園」をめぐっていきます。

万博記念公園は1970年に開催された日本万国博覧会の跡地を整備してつくられた公園で、園内には万博開催に向けて作庭された日本庭園が今もなお存在します。

この日本庭園は世界中の人々に日本の文化、造園技術を知らしめる目的でつくられており、現代までの日本庭園の歴史を実際に辿っていけるつくりとなっています。

要は今までの日本庭園の様式が一堂に会しているわけです。実際に歩いて雰囲気を感じとれる日本庭園の教科書のようなものですね。

今更ながらとても面白い試みだと思います。

というわけで、日本庭園を巡っていこうと思います。

が、しかし。日本庭園に辿りつくまでにいろいろと紹介したいものがあったので、今回は序章ということで進めていきます。

やってきました。万博記念公園。

正門をくぐると、あの有名な「太陽の塔」がお出迎えです。

パンジー、ビオラが整然と並んだきれいな花壇や、メタセコイアの真っ赤な紅葉も相まっていきなりの迫力に面食らいます。

今は亡き日本を代表する芸術家・岡本太郎作の「太陽の塔」。

大阪万博から40年以上経過した今もなお、見るものを圧倒する迫力は衰えません。

今まで本や映像でしか見たことがなかったのですが、実際目にするととんでもない迫力ですね。

ちなみにこの時期は毎年、夜になるとプロジェクションマッピングが映し出され太陽の塔の様々な表情を楽しむことができます。これが本当に滅茶苦茶すごいんです。

もっと岡本太郎や太陽の塔について書きたくてしょうがないのですが、今回は庭園についてなのでそれはまた今度にします。(笑)

さて、もうほとんど葉を落としたメタセコイアに、なにやら丸い種のようなものがぶらさがっていました。

足元をみるとたくさん落ちていました。

ほう。これがメタセコイアの種ですか。

こんなまじまじと見るのは始めてだったので新鮮な気分でした。

秋〜冬は樹木の意外な一面を知ることができるので、これもまた楽しみの1つですね。

太陽の塔の周りはバラで囲まれていました。

この時期でもまだちらほら咲いていて、彩りを添えていましたよ。

しかしバラの種類には疎い私、結局なんのバラかはわかりませんでした。

さて、日本庭園は正門から距離が離れているため、結構歩かなければなりません。

すると途中で人だかりを発見!

なにやら「ラーメンEXPO」と呼ばれるイベントが開かれていました。

全国各地、選りすぐりのラーメン屋さんが結集し屋台を開いています。

三度の飯よりラーメンが好きな私としては、これはなんとしてでも行きたいところ。

しかしはやる気持ちを抑え、日本庭園へと急ぐのでありました。

日本庭園にやってきた所で、序章はこれにてお終いです。

恐らく次の庭めぐりの記事は年開け後になるかと思います。

来年からのGardenPorterのブログは更新頻度を落とす代わりに、ギュッと濃密な記事を書いていく予定ですので、楽しみにしていてください。

記事・・・飛田亮

山野草の初心者も安心のネットショップ“GardenPorter”(ガーデンポーター)は、9月11日にリニューアルオープンいたしました。

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