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【簡単DIY】現場系男子の俺がおしゃれで可愛いリメ缶多肉寄植えを作ってみた件【ベランダガーデニング】

作成者: 飛田|2016年2月15日

突然ですが皆さん、「リメ缶」というものをご存知でしょうか?

リメイク缶詰の略称で、普段は捨ててしまう空き缶をペイントするなどして、雑貨や日用品としてリメイクし楽しむというものです。

このリメ缶に多肉植物を植えて飾るのが巷で流行っていて、今回は私も挑戦してみることにしました。

とはいえおしゃれに可愛く作るには非常に女性的なセンスが問われるわけで、果たしてうまくいくか不安でありますが、これもセンスを養う修行だと思って作っていきます。

※刃物や火器を使用する場面もでてくるので、もしこの記事を参考に作られる方はくれぐれも注意して作業してください。

①缶の下準備

今回用意したのはこちらの空き缶たち。

アルミ缶、スチール缶、トマト缶がございます。

アルミ缶は柔らかく簡単に変形させることが可能なため、バッグのような形にしてみます。

形も大きく変わった方が、リメイク感が出て面白いと思いますしね。

スチール缶、トマト缶はそのままの形で加工していきます。

まずはヤスリがけを行います。

ヤスリの粗さは別にこだわらなくていいと思いますが、私は普通より少し粗めのものを使用しました。

ヤスリがけをする理由は2つ。ツルツルの缶の表面をザラザラにすることで、ペイントする際の絵の具ののりを良くするため。

そして缶に印字されてる文字やラベルを消すことで、上に絵の具を塗った際透けて見えないようにするためです。

後に何度も重ね塗りをするので心配ないとは思いますが、目立つラベルはある程度消しておきましょう。

缶切りで上部のフタを切っていきます。

完全に切り取ってしまうのもいいですが、2cm程切らないで残してフタ付きのものを作るのもおもしろいかと思います。プルタブも取る取らないはご自由に。

くれぐれも切った缶の端で手を切らないよう、手袋をして作業しましょう。

スチール缶、トマト缶の加工は、あとは底部にキリなどで水抜け穴を作れば終了です。

アルミ缶でバッグ型のリメ缶を作る場合は、缶の底部をカッターナイフで切り取ります。

切ったら、切れ端が合わさるように缶を軽く押し潰し、ペンチで2〜3回折りたたみます。

折ったら両端の角を数ミリ斜めにカットして、水抜け穴を作ってあげましょう。

バッグ型は持ち手が必要となるため、紐なりワイヤーなりを通す穴も開けておきます。

手芸道具のハトメペンチを使うと、いい感じに仕上がります。

②缶のペイント・装飾

使う絵の具はアクリル絵の具がおすすめです。

乾くのが早く耐水性もあり、安価で手に入れることができます。

一回塗っただけではまだ下のラベルが透けて見えた状態なので、乾いてから重ね塗りを2〜3回繰り返しましょう。

後はもう自分の満足いくように可愛くデコっちゃってください!

スポンジに絵の具を付け、軽くポンポンすることでスプレーを吹きつけたような感じになります。

シールやラベルを貼り付けるのもいいですね。

今回はアンティーク感のあるラベルを用意してみました。

ネットを探すと無料で使っていいよという気前のいいHPがいくつもあるので、お言葉に甘えて使わせて頂きましょう。

ちなみに手前のGardenPorterのラベルは自作してみました。(笑)

プリントしたラベルをそのまま張りつけてもいいのですが、くしゃくしゃにしたりコーヒーに付けたり焼いたりすると味がでてきます。

この切手はお線香でじわじわと焼いてみました。

貼り方はボンドを塗って貼るだけでOKです。

少しお湯を含ませた筆でボンドを塗り広げてやると綺麗に貼れると思います。

あとはニスと持ち手をつければ完成です。

ニスは屋外エクステリア用のものを使いました。

何回か重ね塗りすることで完全防水の効果を発揮するそうです。

別に外に置かない方や植物を植えない方は必要ないかもしれません。

持ち手はワイヤーとコルクを使用して作りました。

コルクは知り合いのバーに頼んで譲っていただきました。

これでリメ缶は完成です!次は早速多肉を植えていこうと思います。

③多肉の植えつけ

まずリメ缶にある程度土を入れて、形や色、全体のバランスなどを考えて仮置きします。

しっくりきたら少し土を入れて割りばしなどで突き固めます。

ぐらぐらしなくなれば完成です。

 

助手のTさんに見せたところ、かわいい!と言ってもらえたので、恐らくうまくできたのでしょう。

私としてはもっとごちゃごちゃしたサイケな感じだったり、トゲとかが飛び出してるパンクな感じも作りたかったのですがなんとか堪えました。(笑)

今回紹介した意外にもリメ缶にはいろんな加工方法があるので、これを機に今後も作ってみようと思います。

以上、リメ缶の作り方でした。

記事・・・飛田亮