本日も新着商品がいくつか入荷しております。
今回入荷したのは
・ニワザクラ
・斑入りワスレナグサ
・ナナカマド
・タツタソウ
・クロユリ
・カラフトビランジ
・濃色ヒメケマンソウ
の計7点の草花たちです。
すでに咲き始めているもの、新葉がでてきたもの、これから咲くものなどどれも麗らかな春を感じることができるラインナップとなっております。
この中での一押しはずばり「斑入りワスレナグサ」です。
通常のワスレナグサは暑さに弱いため夏には枯れてしまう一年草扱いですが、この斑入り種はなんと宿根草!一般のものよりも耐暑性があるのです。
しかも黄色い斑の入った葉がとても可愛らしい!
気になった方はぜひワスレナグサの夏越しにチャレンジしてみてください。
さて、今回はクロユリと濃色ヒメケマンソウについて紹介していきます。
ただの黒いユリでしょ。とお思いの皆さん、実は違うんです。
ユリはユリ属、クロユリはバイモ属ということもあり、似ているけれど実は全くの違う植物です。
クロユリは春になると伸ばした花茎の先に俯きがちの暗褐色の花を咲かせます。
花弁の内側には黄色い斑模様が入るのが特徴です。
花は独特の香りを発し、ハエをおびき寄せて受粉させます。
ハエが好むような臭いですからいい匂いとはいえず、これが苦手な方が多いようです・・・。花色も香りもユリとは正反対なんですね。
北海道、本州中部の高山地帯、アラスカ、シベリア、サハリンなどに自生しています。
クロユリには数々の伝説や逸話が存在し、内容は恋愛に関するものから不吉な話まで盛りだくさん。
そのためか、クロユリに付けられた花言葉は「恋」という可愛らしいものから「呪い」、「復讐」というおぞましいものまであります。
臭いのせいもあってかなかなか花屋さんには並ばないいわくつきのクロユリですが、怖いもの見たさにおひとついかがでしょうか・・・。
夏になると地上部が枯れて休眠する春植物です。
寒い地域に自生する植物なので、夏の暑さを嫌います。
地上部がないとはいえ、夏期は涼しい日陰で管理してあげましょう。
日本の高山に自生するケマンソウよりも比較的小振りで、丈夫な性質があります。
春になると薄紅色をしたハート形の花を、伸ばした花茎からぶら下げるように咲かします。
通常のヒメケマンソウはピンク色をしていますが、本種はピンクと赤の中間の薄紅色をしています。
また、細かく葉に切れ込みが入るのも特徴です。
アメリカの東部原産で、日本には自生しておらず栽培されています。
寒さには強いですが暑さには弱いところがあるため夏期は涼しい半日陰で管理してください。
秋ごろになると地上部が枯れ休眠期に入るので、水やりは控えめに、鉢内が完全に乾かない程度にあげてください。
以上、今回入荷した草花の中から2点を紹介いたしました。
記事・・・飛田亮