昨日のエイプリルフールにちなんで、思わず嘘でしょ!?と口に出してしまいそうな植物を集めてみました。
中にはちょっとグロテスクな造形をしたものもあるので、苦手な方はスルーしてくださいね。
学名・・・Psychotria poeppigiana
セクシーな真っ赤の唇の正体は蕾で、唇の間から黄色い花を咲かせます。
花後にできる実は真っ青で、見た目の期待を裏切らず媚薬効果があるそうです。
まるでタコの足のような形のキノコで、強烈な臭いを発しハエを呼び寄せ胞子を拡散させます。
まさかの食用もでき、油で揚げると魚の味がするそうです。
60cm程の高さになる多年草で、夏期に熟した目玉のような実が霜が降りるまでついたままだそうです。
黒目に見える点は雌しべの残りで、猛毒があり食べると心臓発作を引き起こすそうなのでご用心。
モコモコした苔のような植物ですがとても丈夫で、人が乗っても平気だそうです。
1年に1.5cmずつ成長し、その多くは3000歳を超えているそうです。
学名・・・Tacca chantrieri
まるでコウモリが羽を広げたようなユニークな花で、日本でも育てることができます。
ぶら下がる花の蕾も、まるで宙づりにぶら下がるコウモリのようです。
小さなランの仲間で、まるで羽を広げ羽ばたくアヒルのような姿をしています。
しかし本人は蜂に擬態しているつもりで、オス蜂をおびきよせ受粉させます。
エクアドルに自生するランの仲間で、花の中央に浮かび上がるのはまさにサルそのもの。
猿蘭(モンキー・オーキッド)と呼ばれています。
ひとつひとつの花をよく見ると、まるで帽子をかぶった人間のような姿かたちをしています。
よって着いた名は「裸の男の蘭」。なぜ男なのかというと・・・。
ランの仲間で、マルハナバチ(バンブルビー)に似ていることからこう呼ばれています。
ゆるキャラにいそうですね。
まるで揺りかごの中ですやすやと眠る赤ちゃんのようなランの花です。
標高の高いところに自生し、湿った日陰を好みます。
スターウォーズに登場するダースベイダーのような花で、地面に沿って花茎を伸ばします。
食虫植物で、目のように見える白いくぼみに昆虫を誘引します。
鍵爪状の棘がいくつもある果実が特徴で、ライオンが誤って口に引っ掛けてしまうと、痛さのあまり餌を取れず餓死してしまうことから「悪魔の爪」、「ライオン殺し」の異名を持ちます。
幻想的な翡翠色の花が美しく、房状にぶら下がるように花をつけます。
コウモリによって受粉されるので、日本での結実は難しいとのこと。
人間の手のような奇怪な花を咲かし、その色のドギツさからも悪魔の手と呼ばれています。
指のように見えるのは雄しべ、黄色い筋は花粉です。
トウダイグサ科の植物の根に寄生する植物で、まるで地面から顔を出した怪獣のような姿をしています。
強烈な悪臭を発し、フンコロガシなどの昆虫をおびき寄せます。
味はブロッコリー、食感はカリフラワーといったような野菜で、日本でも流通しています。
フラクタルと呼ばれる規則的に配列された形が美しいです。
以上、世界中から奇想天外な植物を集めてみました。
ここに挙げた以外にもまだまだ摩訶不思議な世界は広がっているので、興味がある方はぜひ調べてみてください。
記事・・・飛田亮