本日も新着商品がいくつか入荷しております。
今回入荷したのは
・ウラシマソウ
・タイリンヤエヒメフウロ
・ハッカクレン
・ベニチガヤ
・ムサシアブミ
・モモイロハンショウヅル
・ヤエザキハンショウヅル
の計7点の草花たちです。
先週と同じく綺麗な花が見ごろのものからマニア受けするものまで揃い踏みのラインナップですが、特にムサシアブミやウラシマソウなんかがおもしろいです。
登山が趣味の方にとっては見慣れているかもしれませんが、林に生えていたものが自宅で咲いているというのもまた一興だと思います。
さて、今回はこの中からハッカクレンとムサシアブミについて紹介していきます。
なんといってもユニークな葉の形が特徴的な山野草です。
上の商品写真の角を数えると六角ですが、ロッカクレンともいうそうです。
葉だけでも十分に楽しめる植物ですが、花もまたユニークなものとなっています。
茎が太く成長すると二つに分かれ、茎の途中や分岐点に赤い丸々とした花をぶら下げて咲かせます。
根の成長が著しく、鉢植えにして土の上に置いておくと鉢穴から地面に根を伸ばし暴れだすケースもあるので、鉢植えの際は大きめの鉢を、地植えの際は植え場所を良く選ぶといいです。
台湾、中国に自生しています。
深山の林床に好んで分布します。
日陰を好む植物です。風通しのいい明るい日陰で育ててあげましょう。
特に夏期の直射日光には注意し、十分に遮光します。
水やりは一日一回たっぷりとやります。
温かくなると大きな葉っぱ2つとその間に肉穂花序(小さな花が密集したもの)を出します。それを奇妙な形の仏炎苞(花びらのようなもの)が包んでいて、
その形が「鐙(アブミ)」(馬に乗るときに足をかけるところ)に似ていることからこの名前が付けられたそうです。
花びらはなく色や形を楽しむ山野草で、とても不思議な印象をもちます。
花の後にできる実は真っ赤に熟して一見食べれそうに思いますが、
毒をもっていて食べることはできません。
同じテンナンショウの仲間でよく似たウラシマソウ(浦島草)、ユキモチソウ(雪餅草)、ムロウテンナンショウ(室生天南星)などがあり日本には約25種類もあります。
ウラシマソウ
ユキモチソウ
ムロウテンナンショウ
これらの球茎は漢方としても利用されています。
本州の関東地方から朝鮮半島、中国にかけて分布しています。
育て方
強い日差しで葉が焼けてしまうので直射日光は避けて 明るい日陰に置き、湿気を好むのでたっぷり水をあげましょう。休眠気も乾燥は避けるようにしましょう。
球根は腐りやすいので植え替えは毎年行いましょう。
以上、今回入荷した草花の中から2点を紹介いたしました。
記事・・・飛田亮、宇都宮盟