私たちが普段、身の回りで「進化」を感じるものといったら何でしょうか?
なんとな〜く家電やスマホなどの電子機器や車など機械的なものを連想しがちですが、野菜や果物など農業の世界も目覚ましい発展を遂げているのです!
というわけで、今回はまだ世間にはあまり知られていない新顔野菜や珍しい果物を紹介していきます。
近年イギリスで生み出されたハイブリッド苗木。
今までもトマトとジャガイモを掛け合わせた「ポマト」や「ジャガトマ」が作出されてきましたが、味がいまいちで普及には至りませんでした。
しかしこのトムテトは味もよく、遺伝子組み換えなども一切行っていないため安全面も保証されているそうです。
お次はトマトではなくナスとジャガイモ。
ナスは英語で「エッグ・プラント」、ジャガイモといえばポテトチップスという訳でこの名前です。
ナス20種以上を組み合わせ、試行錯誤の末ようやく完成したそうです。
魔女の指ブドウの名前らしく、ちょっと不気味な姿のブドウです。
果実の先端が窄まってうねうねしているので、人の指や触手のように見えます。
アメリカでは普通にスーパーに並んでいるそうです。
丸いナスのようにも見えますが、その正体は黒いトマト。
体にいいアントシアニンとリコピンが多量に含まれているので、見た目によらず健康的なトマトです。
味は普通より甘さは劣るものの深みがあり、甘みと酸味のバランスがよくとれているようです。
中米に自生するカキの仲間で、熟すとチョコレートのような色になるフルーツです。
おもしろいことにチョコレートプリンのような味がします。
ペースト状にしてケーキに塗ったりミルクシェーキにしてもおいしいとの評判です。
きゅうりメロンとも呼ばれ、数千年前からメキシコの荒野に自生していたものをアメリカの農家が商業化し、近年人気がでてきています。
小さなスイカのような見た目ですが皮を向かずにそのまま食べられ、きゅうりとライムの甘酸っぱい味がします。
アメリカで生まれたおもちゃのようなトウモロコシ。
遺伝子組み換えや薬物は一切使用せず、品種改良だけで作られたというから驚きです。
ドライにしてインテリアとして飾ったり、もちろんポップコーンにして食べるのもいいですね。
メキシコ原産の多肉植物で、日本でも「朧月」という名称で流通しているものを食用に品種改良した野菜です。
シャキッとした食感と、青リンゴのような爽やかな味が楽しめます。
イタリアで生まれた、バラのような美しい形をしたチコリーです。
紫色の斑模様が入り、味はまろやか。見た目も味も上品な高級野菜です。
アメリカではポピュラーな野菜で、かぼちゃの一種。
バターのような風味とねっとりとした食感が特徴です。
繊維質が少ないため、シチューにすると美味しいそうです。
葉や茎の表面に付いたつぶつぶの細胞が、まるで凍っているように見える多肉植物。
シャキシャキとした食感と、ほのかな塩味を楽しめます。
南アジア原産のゴーヤの仲間で、卵程の大きさで全体が柔らかいトゲに覆われています。
普通のゴーヤと比べ苦みが少なく、栄養価が高いため近年注目されている野菜です。
静岡県で生まれた、芽キャベツとケールを交配してできた小さなキャベツの仲間。
普通の芽キャベツは丸く結球しますが、プチヴェールは世界初の非結球芽キャベツです。
糖度が高く、上品な甘みを楽しめます。
緑のバラのようなので、このまま置くだけでも食卓に華やぎを与えてくれます。
以上、最近巷を賑わせている新顔野菜・果物たちを紹介してきました。
もしスーパーに並んでいることがあったら、ぜひ味を確かめてみてくださいね。
記事・・・飛田亮