この中で、下草を植えるにあたって重要なのがまず骨格となる常緑の下草を植えることだと述べました。
そこで今回はなるべく丈夫なおすすめの下草をリストアップして紹介していこうと思います。
ジャノヒゲの矮小種で、耐暑性、耐陰性、耐寒性があり、多少踏んでも枯れない強健な性質を持っています。
小さな草姿を活かしコンクリートの目地の隙間や、グラウンドカバーとしても使われています。
草丈30cm程の小さな低木です。
地下茎を伸ばして増えていくので、グラウンドカバーとしても向いています。
新葉の照りが美しく、斑入り種もあります。日陰でもよく育ちます。
通年スラっとした葉姿を楽しむことができ、春になると淡い紫色の花を咲かせます。
生育旺盛で根を横に伸ばして増えていき、明るい日陰を好んで育ちます。
山林などの人手の届かないところに自生するシダ植物は、自然の鬱蒼とした雰囲気を醸し出すにはもってこいの下草です。
冬季の寒さで少し葉が枯れこむことがありますが、基本的に丈夫な性質を持っています。
草丈は20〜50cmくらいで、細長い葉が涼やかな下草です。
夏から秋にかけて花茎を伸ばし、淡い紫色の花を咲かせます。
斑入りの葉も美しいです。
草丈は30〜80cmくらいで、ヤブランを全体的に大きくしたような感じです。
日陰にも病気にも強く、斑入り種もあります。
50cmを超える大きな葉が特徴の下草です。
日陰にも強く、強健な性質をもっています。
草丈10〜30cm程度の下草で、本種と掛け合わせて数多くの品種が作られています。
タマリュウと同じく耐暑性、耐陰性、耐寒性を兼ね備え、グラウンドカバーとしても使われています。
草丈30〜50cm程度になる大型種で、同属のジャノヒゲと比べると葉が厚く広いのが特徴です。
葉が濃い黒色をしたコクリュウという品種もあります。
大きくなってもせいぜい30cm程の低木で、地下茎を伸ばし横へと増えていきます。
秋〜冬にかけて真っ赤な実をつけるのがかわいらしいです。
やや湿った土壌と日陰を好み、グラウンドカバーや樹木の根締めとしての下草によく使われています。
葉の大きさ、色、斑入り種など様々な種類があり、和洋を問わず人気の下草です。
明るい日陰〜日陰の環境とやや湿った土壌を好みます。
古くから庭園に下草として使われ、フキのような形をした光沢のある葉が特徴的です。
耐陰性もあり丈夫で、白斑や黄斑、覆輪など様々な品種があります。
草丈10〜30cmと小型に改良されたクマザサの園芸品種です。
強健な性質ゆえにグラウンドカバーとして広くつかわれています。
冬には葉の周りが白くなり、美しい覆輪ができます。
次回の後編では残り12種を紹介していきます。
記事・・・飛田亮