前回に引き続き、初心者にもおすすめの下草残り12種を紹介していきます。
後半は特に洋風のお庭に合う下草を選んでみました。
ショウブの仲間なので水辺を好み、日当たりは半日陰で元気に育ちます。
水はけがよくない庭でもグラウンドカバーとして利用できますが、少し増えるスピードが遅いので株分けして増やすといいです。
ランの中でも比較的簡単に栽培される、最も人となじみの深いランの一つです。
冬を迎えると地上部が枯れますが、春になると新芽がでてきて、初夏に赤紫色の花を咲かせます。
ランと聞くと栽培が難しそうですが、夏の日差しで少々葉焼けしてもビクともせず、繁殖力も旺盛な丈夫なランです。
草丈30cm程で、秋になると淡紫色の花を穂状に咲かせます。
やや湿った半日陰の環境を好み、耐寒性・耐陰性のある丈夫な性質でグラウンドカバーにも向いています。
まるで小さな竹のような姿のスギナ(ツクシ)の仲間です。
地下茎で広がり直立して増えていきます。
半日陰のやや湿った環境を好みます。
半日陰〜明るい日陰の湿った土壌を好む下草です。
耐陰性・耐寒性が強く、根元から匍匐糸を伸ばし横へ這うように広がっていきます。
様々な品種があり斑模様がそれぞれ違います。
カラーリーフプランツとして人気で、品種によって様々な色や模様を楽しめます。
耐陰性・耐寒性はありますが夏場の暑さが苦手なので、夏季は半日陰〜明るい日陰で管理します。
花の少ない冬場にかわいらしい花を咲かせる人気の下草です。
落葉樹の下のような、秋冬はよく日が当たり夏場は日陰になるような環境を好みます。
耐陰性・耐寒性が強く、下草といえどお花も楽しみたいという方におすすめです。
横に這うように伸びていき、ツタのように伸びた茎から根を出して成長していく強健な下草です。
丸くギザギザの入った葉と斑模様が可愛らしく、その特性からグラウンドカバーとしても使われています。
ハーブとしても知られています。
株元からランナーを出して増えていくグラウンドカバーとして人気の下草です。
様々な葉色をした品種があり、春から初夏にかけて立ち上げた花茎に小さな花を咲かせます。
明るい日陰を好み、適湿な土壌で元気に育ちます。
強健な性質と横に這って成長することから、グラウンドカバーとして使われているのをよく目にします。
春から秋にかけてピンク色の丸い花を咲かせるのがとても可愛らしいです。
日当たり〜半日陰を好み、冬に霜に当たると地上部は枯れることがありますが、春になるとまた新芽がでてきます。
ワイヤーのような細い枝を這うように伸ばし、小さくてつやのある葉をわさっと茂らせます。
刈込みにもよく耐える強健な性質をもっているので、夏場は蒸れを防ぐために透かしてあげるといいです。
霜に当たると枯れることがありますが、根が生きていればまた新芽を出します。
強健な性質を持つシルバーリーフで、洋風の庭に植えられているのをよく目にします。
日当たりと水はけのいい環境を好み、夏になると黄色い花を咲かせます。
花後に種ができると株が弱ってしまうので、花後に摘芯するといいです。
以上、前編と合わせて25種を紹介しました。
あくまで植栽の引き立て役の下草たちですが、見せ方次第では十分これだけでもいい雰囲気をつくれると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。