皆さん、梅雨の時期が近づいてきていますが対策は万全でしょうか?
すでに沖縄は梅雨入りしたということでおちおちゆっくりしてはいられません。
梅雨といえば雨量の多さと高温多湿。
春に芽吹いた草花たちが最初に遭遇する脅威でもあります。
こららをどう乗り切れば草花たちが元気に育ってくれるのか、5つのポイントにまとめて紹介していきたいと思います。
地植えにしてある草花を移動させるのは一苦労ですが、鉢物だったらとても簡単。
雨の当たらない軒下などに避難させてあげましょう。
ただここで問題なのが、そこが風通しの良い場所なのかどうかです。
湿気の溜まりやすいじめじめした場所なら、せっかく避難させても蒸れに弱い植物には可愛そうですよね。
そういう時は棚の上に置いたり壁に吊り下げたりなど、地面よりも高い場所においてあげると風通しが改善されるはずです。
また、梅雨時期の貴重な晴れ間には一時的にでも日当たりのいい場所に移動して日光浴させてあげるといいです。
しっかりとした水はけ対策ができていないと、降りやまぬ雨にどんどん水溜りができていくばかり・・・。
足場すらない状況に追い込まれては、お庭に出るのも嫌になってしまいますよね。
対策としては暗渠排水や土壌改良をするなどして水はけを良くする必要がありますが、結構大掛かりな作業になる場合が多いので専門の業者さんに頼んだほうがいいかと思います。
↓以前水はけ対策に書いた記事がありましたので、載せておきます。↓
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梅雨の厄介者は雨と多湿に限らず、それに乗じてやってくる病害虫にも気を付けなければなりません。
特にこの時期の風物詩(?)といえばナメクジです。
ナメクジは新葉や花びらなど、草花の柔らかい部分を食害します。
ナメクジがいるかどうか見極めるには、粘液が乾いた跡がついてキラキラと光っているのが証拠です。
ナメクジは夜行性で、昼間は鉢底やレンガ、ブロックなどの隙間に潜んでいます。
ですので日中、鉢を持ち上げて見つけ次第駆除しましょう。
もし見つからない場合は、夜間プラコップにビールと殺虫剤を混ぜて置いておくと、ナメクジたちが誘引されて勝手に落ちて溺れます。
食害されて困っているならトラップを仕掛けて一網打尽にしてやりましょう。
この季節は常緑の葉が入れ変わったり、春に咲いた花が散ったりと落ち葉と花びらが多く舞い散る季節でもあります。
それらが健全な植物にくっ付いたまま放置すると、光合成を妨げたり、そこから病害虫が発生する確率がグンと上がります。
蒸れにも繋がり株が弱る原因にもなるので、なるべく早急に取り除かなくてはなりません。
もう枯れそうな葉や花をあらかじめ取り除いておくのも効果的です。
枯れ葉や花びらを取り除いても、枝葉が混み合っていれば湿気で蒸れてしまい、病害虫が発生し株が弱ってしまう原因になります。
もう花が終わった花茎は摘芯したり、葉が重なり合っているところは透かしてあげるなどすると、それだけでだいぶ風通しが良くなります。
植物によってはあまり強い剪定をすると弱ってしまうものもあるので注意が必要ですが、キクなんかはこの時期に葉を5、6枚残して剪定すると花芽が増えてくれるという利点もあります。
後は株周りの雑草を抜くなど、なるべくすっきりとした状態で梅雨を越しましょう。
以上、梅雨時のガーデニングの5つの対策を挙げてみました。
記事・・・飛田亮