8月11日が今年から新たに国民の祝日として制定されました。
その名も「山の日」。
海の日があるなら山の日もということで、日本山岳会の方々が推し進めてくれたそうです。
山の日に込められた思いは「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」
近頃、地震や噴火などでなにかとネガティブな印象を受ける山ですが、もともと日本は山岳信仰、自然崇拝の国なのでこれを機に登山に挑戦する人々が増えればと思います。
さて、そこで今回は完全に私の主観で登ってみたい山をいくつか紹介していきます。
どれもメジャーな山々ですので気になった山があればぜひ登ってみてください。
出典:http://www.apoi-geopark.jp/event/2014/06/post_93.html
・北海道様似郡様似町
・標高・・・810m
日高山脈最南端に位置し、低山ながらも地質や生態系に特徴のある魅力あふれる山です。
アポイとはアイヌ語で「火のあるところ」という意味で、かつて鹿の狩猟祈願に火を焚いたからだそうです。
国の特別天然記念物にも指定されているヒダカソウはここでしか見れず、他にもアポイキキョウ、アポイキンバイ、アポイトリカブトなどアポイ岳が原産の山野草が多数存在します。
出典:http://www.seiyo.org/yama/10/hayachine/sohayachine.html
・岩手県遠野市
・標高・・・1917m
日本百名山にも指定されていて、日本で最も古い山のひとつとして知られています。
高山植物・山野草の宝庫としても知られ、なかでもエーデルワイスの仲間であるハヤチネウスユキソウは人気があります。
百名山に指定されているだけに絶景を望めますが、それなりの準備と体力が必要です。
出典:http://toby.seesaa.net/upload/detail/image/P1130317-thumbnail2.jpg.html
・秋田県仙北市〜岩手県岩手郡雫石町
・標高・・・1637m
秋田県最高峰を誇る花の名山として知られ、田尻湖を望む絶景を楽しめます。
コマクサ、チングルマなどの山野草の大群落が見られ、他にも様々な品種の山野草が生息しています。
山中には温泉郷もあるので、山野草と温泉に癒されましょう。
出典:http://www.club-t.com/theme/hyakumeizan/nagano/yarigatake.htm
・長野県松本市
・標高・・・3180m
北アルプスを代表する日本で5番目に高い山で、日本百名山及び花の百名山にも選定されています。
天を衝く槍のような山頂が登山家に人気ですが、険しい岩場があり初心者には危険です。
様々なルートがあり、日帰りでは厳しく本格的な装備が必要です。
・長野県茅野市〜諏訪市
・標高・・・1925m
「遊ぶ山」の代名詞的存在で、初心者でも気軽に登ることができます。
高原、湿原、大小の湖沼、そして高山植物と見どころ満載です。
夏には一面色鮮やかなニッコウキスゲの群落を目にすることができます。
・愛媛県西条市
・標高・・・1982m
西日本最高峰の険しい山で、山伏が修験の為に登った山岳信仰のメッカでもあります。
高山植物の種類も豊富で、イシヅチリンドウ、イシヅチボウフウ、イシヅチザクラなど石鎚山系の貴重な植物が見られます。
スリル満点な鎖場のコースもありますが、自信のない方は迂回路もあります。
出典:http://find-travel.jp/article/5527
・滋賀県米原市
・標高・・・1377m
滋賀県の最高峰である伊吹山は、薬草の宝庫として知られています。
280種以上もの薬用植物が生息する珍しい環境で、百名山、花の名山としても選定されています。
夏には山頂が色とりどりの高山植物が咲き誇り、たくさんの人で賑わいます。
登山道は草原をひたすら進むという珍しいルートで、9合目までいけるドライブウェイも人気です。
出典:http://www.miyoshinavi.jp/02miru/detail.php?genr=101&uid=SS000068
・徳島県三好市、美馬市
・標高・・・1954m
徳島県最高峰、近畿以西の西日本第二の高さで日本百名山に選定されています。
石鎚山と同じく修験山としても知られていますが、比較的初心者でも登りやすいコースもあるので安心です。
高山植物も豊富で、夏になるとキレンゲショウマの群生を目にすることができます。
出典:http://awl-web.com/wp/archives/88
・鹿児島県屋久島
・標高・・・1936m
九州最高峰の山で、ユネスコの世界遺産に「屋久島」として登録されています。
屋久島にはジブリ映画「もののけ姫」のモチーフといわれる白谷雲水峡や大きな縄文杉、ウィルソン株など見どころがいっぱいです。
ヤクシマと名の付く山野草もたくさんあり、屋久杉、苔、高山植物を楽しむことができます。
以上、私が挑戦したい&再び登ってみたい山を中心に紹介してみました。
ぜひとも山の日に向けて登山の計画をたててみてはいかがでしょうか。
記事・・・飛田亮