今日は8月13日。迎え火を焚かれる地域も多いかと思います。
地域によっては7月に盆入りする所もありますが、今日からお盆休みに入られた方も多いのではないでしょうか。
そもそもお盆とは先祖の霊を迎え供養する行事で、植物との関係も深いことで知られています。
そこで今回は、お盆に馴染みのある植物や供花におすすめの植物を紹介していきます。
空海が密教の修法に使ったことから、仏教に馴染みの深い植物として知られています。
水が腐りにくくなることから切り花として仏前の供花に使われ、地域によってはお盆になくてはならない植物です。
香木・有毒植物としての一面もあり、お香の原料としても使われています。
この時期、燃えるような真っ赤な実をつけるホオズキ。
ご先祖様の魂を導くための提灯として、お盆の定番の植物として使われています。
盆前には全国で「ほおずき市」が開催され、夏の風物詩としても知られています。
食用のものと観賞用のものは別なのでご注意を。
仏花といばキクというほど、供花としてよく使われています。
何故キクが供花の定番になったのかは定かではありませんが、日持ちがいいことと栽培技術が進んでいつでも調達できることが大きいと思います。
そして何より、皇室の紋章になるほど日本人に馴染みが深い植物だからでしょう。
別名、「盆花」「精霊花」ともいいお盆によく使われる植物です。
地域によっては花穂に水を含ませ、供え物に水をかける風習があります。
その姿が禊ぎのようなので、禊萩と名付けられたと言われています。
仏教では蓮華といい、仏像の台座である蓮華座など様々な意匠として使われてきました。
極楽浄土を象徴する花でもあり、お盆の時期に咲くことから供花に人気の花です。
また花後のハスの実を使うこともあります。
秋の七草の一つでもあり、昔から親しまれてきた花です。
お盆の時期に一斉に咲きだすことから、供花の定番とされてきました。
昔から、お盆の時期には野山などの身近な場所に咲いていたため供花としてよく使われてきました。
花言葉に「悲しんでいるあなたを愛する」という意味があることもお盆にお似合いの花だと思います。
洋花のスターチスもお盆の供花によく使われています。
様々な色の花が売られていますが、中でも紫色は仏様や位の高い人しか身に付けることが出来なかったので、供花として人気です。
また暑い夏でも日持ちするので扱いやすいです。
以上、お盆におすすめの植物を紹介してきました。
ぜひ供花やお盆の飾りの参考にしてみてください。
記事・・・飛田亮