お盆を過ぎてもまだまだ暑い。夏の勢いは止まりません。
雑草だってまだまだ伸びます。放っておけば伸び放題になってしまうでしょう。
今までいくつかの雑草対策記事を書いてきましたが、今回はグラウンドカバープランツに絞って紹介していきたいと思います。
グラウンドカバープランツとはその名の通り地表を覆うように成長する植物のことを言います。
草丈は低く、横へ這う様に成長するほふく型のものが多いです。
グラウンドカバープランツを植えることにより、株と株の隙間など土が露出している部分も覆ってくれるため雑草が生える隙がなくなり、雑草対策となるわけです。
今回はそんなグラウンドカバープランツの中から、とくに夏の暑さにも雑草にも負けない強い性質のものを紹介していきます。
出典:http://kidssmile.blog.jp/archives/65197722.html
かなり強健な性質をもつグラウンドカバーで、地下茎とこぼれ種で爆発的に増えていきます。
春から夏の終わりまで可愛らしい花をたくさん咲かせ楽しませてくれますが、周りの植物を駆逐する勢いで成長していくので、大事に育てている植物の周りには植えない方がいいでしょう。
グラウンドカバープランツって便利だけどなんか地味で・・・という方におすすめしたいのがハツユキカズラです。
つる性で地表を這って成長するグラウンドカバープランツでありながら、赤や白の葉色が美しいカラーリーフプランツでもあります。
秋には真っ赤な紅葉を楽しめます。
最も親しまれているハーブの1つでお菓子や料理、歯磨き粉やトニックなどに使われています。
地下茎によってみるみる成長していくので、グラウンドカバーとしても使えますが、他の植物の邪魔にならないよう気を付けなければなりません。
防腐剤、保存材としての効果があり、香水や口内清涼剤、歯磨き粉、石鹸などに利用されるハーブの仲間です。
香りも楽しめるグラウンドカバーですが、ミント同様暴れ放題にならないよう気を付けましょう。
高山に生息する山野草の一種で、這う様に成長することからグラウンドカバープランツとしても利用されています。
夏になるとピンクや白色の小さな花を一面に咲かす様は美しいです。
タイムの近縁種としてもしられ、葉は香り高くハーブとしても利用されています。
ワイヤーのような細い枝を這うように伸ばし、小さくてつやのある葉をわさっと茂らせます。
刈込みにもよく耐える強健な性質をもっているので、夏場は蒸れを防ぐために透かしてあげるといいです。
霜に当たると枯れることがありますが、根が生きていればまた新芽を出します。
ジャノヒゲの矮小種で、耐暑性、耐陰性、耐寒性があり、多少踏んでも枯れない強健な性質を持っています。
小さな草姿を活かしコンクリートの目地の隙間や、グラウンドカバーとしても使われています。
草丈は20〜50cmくらいで、細長い葉が涼やかなグラウンドカバーです。
夏から秋にかけて花茎を伸ばし、淡い紫色の花を咲かせます。
斑入り種の葉も美しいです。
マンネングサ属の総称としてセダムと呼ばれます。
多肉質でそれぞれ変わった形の葉が特徴的で、寄せ植えなどによく使われますがグラウンドカバーとしても利用できます。
日本原産のものと洋種のものがありますが、庭植えにする場合は風土になじんだ日本のものがいいでしょう。
出典:http://www.niwagatari.com/?cat=218&paged=2
横に這うように伸びていき、ツタのように伸びた茎から根を出して成長していく強健なハーブの仲間です。
丸くギザギザの入った葉と斑模様が可愛らしく、その特性からグラウンドカバーとしても使われています。
以上、雑草対策にもなるグラウンドカバープランツたちを紹介してきました。
今から植えたんじゃ間に合わないという方も、また来る来年の夏に備えて準備してみてはいかがでしょうか。
記事・・・飛田亮