本日も新着商品がいくつか入荷しております。
今回入荷したのは
・タチバナ
・オゼミズギク
・ヒヨドリソウ
・サワシロギク
・イソギク
・ヒメザクロ
・クジャクシダ
の計7点の草花たちです。
今回はこの中からヒメザクロとタチバナについて紹介していきます。
ザクロといえば赤い実が詰まった果実を思い浮かべますが、ザクロの品種のなかには果実ではなく花を楽しむためにつくられたものも存在します。
このヒメザクロもそのうちの一つで、初夏に通常のザクロよりも一回り小さな花を咲かすのが特徴です。
矮性種のため背丈も低く、成長しても1m程度にしかならないので、庭植えでも鉢植えでも気軽に植えて楽しむことが出来ます。
実は秋に熟しますが、結実はしにくいようです。
ザクロの原産地はアジア〜ヒマラヤ地方とされ、本種はその園芸品種。または変種とされています。
強健な性質をもっているため基本的に手間はかかりませんが、耐寒性がやや弱いため、寒冷地での越冬は厳しいかもしれません。
水はけの良い土壌と、日当たりを好みます。
少し乾燥気味の環境を好むため、水のやりすぎには注意しましょう。
柑橘類といえばミカンやグレープフルーツ、レモンなどの酸っぱい果実が広く流通していますが、実はどれもこれも海外から伝わってきたもので日本原産のものではありません。
そんな中唯一の日本原産で古来より親しまれてきた柑橘類がこのタチバナです。
冬でも葉を落とさない常緑性であること。夏になるとほのかに甘く香る白い花を咲かせること。オレンジ色の小振りな実がよく実ることからかつてはかなり人気の植物で、メジャーな家紋としても使われてきた歴史があります。
その人気は「右近の橘、左近の桜」と称されるほどでした。
秋に熟す果実はかなり酸っぱいため生食には向きませんが、マーマレードにして使われることもあります。
若い枝には棘があることも特徴です。
本州の和歌山県、三重県、山口県、四国、九州の海岸に近い山地にまれに自生する日本固有種です。
静岡県沼津市には国内北限の自生地が存在します。
日本の風土によく馴染んだ植物なので特に世話はいりません。
耐暑性に優れているため、夏の強い日差しにも強いです。
反面寒さには弱いため、関東以北で育てている方は地植えで越冬は厳しいかもしれません。
以上、今回入荷した草花の中から2点を紹介いたしました。
記事・・・飛田亮