本日も新着商品がいくつか入荷しております。
今回入荷したのは
・シロバナアキチョウジ
・ゴショクフダイモンジソウ
・キレンゲショウマ
・アカバナアキチョウジ
・ハゴロモフジバカマ
・ユキボウズ
・アカバナヒキオコシ
の計7点の草花たちです。
今回はこの中からアカバナヒキオコシとキレンゲショウマについて紹介していきます。
ヒキオコシは古くから漢方や薬草としても多く用いられてきました。
生薬では「延命草」(えんめいそう)といい、命を延ばす草として今でも漢方や化粧品などにも利用されています。
効果としては、健胃、腹痛、食当たりなどで、強い苦み成分があります。
ヒキオコシには名前の由来があります。
昔、弘法大師が山を歩いていると行者が倒れていて、近くに”ある”草の汁を絞って飲ませたそうです。するとその行者は立ち上がり元気を取り戻したそうです。
この”ある草”というのがヒキオコシなのです。倒れている人も「引き起こす」力がある、というような意味からこの名前がつきました。
上に上にどんどん大きく伸びます。シソ科では最大と言える程大きく伸びます。ひざ丈ぐらいから人間の背丈ほどまで伸びます。
赤花の品種で花は赤紫色です。9月ぐらいからたくさんの花を咲かせます。
原産地は日本、台湾、中国、朝鮮半島などです。
日本では北海道から九州の各地に自生しています。
ヒキオコシには赤花、黒花、白花などがあります。
日向か、明るい半日陰でもよく育ちます。
やや乾燥気味で水はけの良い場所を好みます。
水やりや施肥は控え目にしましょう。
レンゲショウマに似ていることから「キレンゲショウマ」という名前が付けられましたが、葉はあまり似ず、蕾の姿が少し似ているようです。
レンゲショウマはキンポウゲ科、キレンゲショウマはユキノシタ科です。共に1属1種で全く別物です。
葉の縁にはギザギザがあり、丸みのある蕾から少し肉厚な黄色い花を咲かせます。花は垂れ下がるように下向きに着きます。
高さは80㎝〜120㎝ぐらいになります。
密集してたくさん生えると、少し葉が大きいので地面一体を覆い、そこに黄色い花が咲くとよりいっそう花が際立ち綺麗です。
株が充実するとボリュームが出るので、見ごたえがあります。
紀伊半島、四国山地、九州山地、など限られた地域に自生し、朝鮮半島にも分布しています。とくに、ブナ林や湿った石灰岩地に多く生育しています。
初めに四国山地の石鎚山で発見され、後に徳島県の霊峠剣山でも発見される。
限られた場所でしか自生しないので、本州では植物園などでしかあまり見られません。
夏の暑さに弱いので、できるだけ暑さをしのげる場所で育てましょう。
春と秋は半日陰で、夏は日陰で育てます。地植えではかなり難しいので鉢植えなどにするのがおすすめです。
水は好みますが、多すぎても少なすぎてもダメです。
水がすくなすぎると葉が乾燥してじりじりになります。
夏は乾きに応じて冠水する。
以上、今回入荷した草花の中から2点を紹介いたしました。
記事・・・宇都宮