本日も新着商品がいくつか入荷しております。
今回入荷したのは
・ヤシャビシャク
・ヒメユキノシタ
・シロスジアマリリス
・シュンラン
の計4点の草花たちです。
今回はこの中からヤシャビシャクとシロスジアマリリスについて紹介していきます。
あまり聞きなれない名の山野草。
それもそのはず、ヤシャビシャクはレッドデータブックに名を連ねるほど絶滅が危惧される希少種なのです。
岩や他の木に着生して育つ性質があり、山で見つけようと思っても滅多に見つけることはできません。
春になると葉の付け根に白いウメの様な花をうつむいて咲かせ、秋には細かいトゲがたくさん生えた丸い実を付けます。
葉は丸みを帯びた可愛らしい形をしており、成長が遅いため盆栽などにも人気があります。
昔の柄杓はひょうたんを割って作られており、秋になる実がひょうたんに似ていることから名付けられたとされています。
本州、四国、九州に自生し、中国でも発見されています。
ブナなどの温帯林の老木に着生することが多く、上を向いて探さなければなかなか見つけることができません。
頭上に生えてウメのような花を咲かすため、テンノウメとも呼ばれています。
着生する性質をもつことから、水はけの良い環境を好みます。
用土は火山レキや鹿沼土を混ぜたものがいいでしょう。
耐寒性も耐暑性も強く比較的育てやすい植物ですが、夏季は半日陰か明るい日陰で管理してあげると葉焼けを防ぐことが出来ます。
秋になる実を取り蒔きして増やすことも可能です。
着生種とはいえ普通に土で育てることができるので、実や花を楽しむ盆栽としての人気があります。
アマリリスといえば春先にインパクトのある可憐な花を咲かすイメージが強いと思いますが、アマリリスには春咲き種と秋咲き種があるってご存知でしたか?
本種は秋咲き種で、大体秋ごろを目安に不定期に咲いてくれます。
花は奥ゆかしさを感じる淡いピンク色で、白色の筋が入るのが特徴です。
他のアマリリスと比べれば少しインパクトは薄れるかもしれませんが、落ち着いた美しさを楽しめます。
葉にも白い斑模様の筋が入るのが特徴です。
冬場は室内で管理すれば葉は残るので、観葉植物として楽しむのもおすすめです。
南米が原産です。
アマリリスはブラジルやペルーを中心とする南アメリカに70種以上が分布しています。
耐寒性がやや弱いため、冬場は室内の明るい場所で管理するようにしましょう。
そうすれば葉が残った状態で冬が越せます。
この葉には翌年の養分を蓄える働きがある為、故意に切り取らないでください。
冬季は葉が残っていればカラカラにならない程度に少しだけ水やりを、地上部が枯れている場合は水やりしなくて大丈夫です。
耐暑性があるとはいえ、夏期の直射日光は葉焼けを起こす恐れがある為避けましょう。
用土は水はけのいいものを好みます。
以上、今回入荷した草花の中から2点を紹介いたしました。
記事・・・飛田亮