突然ですが皆さん、「エディブルフラワー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
エディブルフラワーとは食用花という意味。
食材として使ったり、サラダに添えたりなど食べられる花のことをいいます。
世界で最も花卉生産が盛んなオランダでは日常的に食卓に花が使われているのだとか。
そんな食卓、憧れますよね。そしてなにより花を食べてみたいです。
というわけで今回はよく食べられているエディブルフラワーたちを紹介していきます。
※ただし食用になるのは無農薬の食べることを前提に育てられた花々に限りますので、ホームセンターなどで買ってきた苗の花を食べるのは止めましょう。
地中海沿岸に自生する一年草です。
大きくなると1m程になる大型の草花で、紫色の花を咲かせます。
ハーブとして知られ、葉はサラダに、花は料理の飾りつけとして食べられています。
キュウリの様な香りで、クリーミーなのだそう。
日本人に最もポピュラーなエディブルフラワーといえばサクラ。
春には桜の花や葉を使ったお菓子がたくさん出回ります。
なかでもオオシマザクラは花弁が肉厚で香り高いことから好まれています。
南米原産の、葉も花も実も全部食べられる植物です。
オレンジ色の花にはワサビ菜のようなピリッとした辛みがあり、サラダのアクセントとしても使われます。
ビタミンA、C、鉄分が豊富でサンドイッチに入れられることもあります。
中国原産の有用植物で、花オクラとも呼ばれています。
主に根から「ネリ」という粘液が採れ、和紙作りや料理の添加物として使われています。
花にも粘りがあり、サラダや天婦羅として食べられます。
冬の定番のお花ですが、食べると淡白なレタスのような味で癖がなく、なんでも合うのだそうです。
カラーが豊富なため食卓を鮮やかに彩り、ビオラなんかは小振りで使い勝手がいいためエディブルフラワーの中でも人気のある花です。
園芸的に人気のあるキンギョソウもエディブルフラワーとして食用にできます。
実はビタミンCが豊富で、イチゴよりも多いのだそう。
色のバリエーションも多彩で、なにより可愛らしい唇形花が食卓のアクセントになります。
夏になると直立した花茎に花を付けるホウセンカ。
肉厚の花はシャキシャキとした食感でレタスの様な味がするといいます。
美容にも効果があり、含まれるビタミンCはトマトの10倍もあります。
バラは愛好家が多いためか、エディブルフラワーとしても良く流通しています。
バラの風味のお菓子やリキュールなどもあるため、そこまで抵抗なく食べられるのではないでしょうか。
健康食としても知られ食物繊維がバナナの10倍と多く含み、便秘の改善などに効果があります。
北半球に自生するネギの仲間で、ハーブとして知られています。
葉はサラダやスープの風味づけに、ピンクの花はサラダに散らしたりビネガーに漬けて食べられます。
ヨーロッパでは古くから使われてきたハーブで、消化促進の効果もあります。
バンジー、ビオラと同じく冬の花壇に重宝する植物ですが、食用にもなります。
色鮮やかでバリエーションもあり、味も淡白なため使い勝手がいいです。
ビタミンCが豊富に含まれており、特に黄色の花は香りが良いです。
以上、エディブルフラワーを紹介してきました。
身近な花がこんなに食べれるとは驚きです。
食べてみたい方は、種から育ててみてもいいですし、スーパーなどでも売られていることもあるのでチェックしてみてはいかがでしょうか。
記事・・・飛田亮