近江庭園のお庭トーク | お庭のプロが厳選するお庭づくり・盆栽づくりのための季節の花だより

☆新商品入荷☆自宅で手軽にお花見を楽しもう!「アサヒヤマザクラ」など

作成者: GardenPorter|2016年11月24日

本日も新着商品がいくつか入荷しております。

今回入荷したのは

・モモバナヒカゲツツジ

・ヒャクリョウ

・シロミヒャクリョウ

・コメツツジ

・アサヒヤマザクラ

・リュウキュウアセビ

・ミスミソウ「エチゴビジン」

の計7点の草花たちです。

今回はこの中からモモバナヒカゲツツジとアサヒヤマザクラについて紹介していきます。

桃花ヒカゲツツジについて

  • 属名・・・ツツジ科ツツジ属
  • 花色・・・ピンク
  • 花期・・・4〜5月
  • タイプ・・.・常緑低木

 特徴

日本の山にはヒカゲツツジという日本固有種の山野草が自生していますが、そのヒカゲツツジの園芸品種が本種です。

通常のヒカゲツツジの花は淡いクリーム色ないし白色をしていますが、本種は優し気なピンク色なのが特徴です。

花期は4月頃で、春の訪れを知らせるとともに、桜花爛漫な気分を盛り上げてくれます。

草丈の低い姫シャクナゲの仲間でもあり、草姿は小さいながらもシャクナゲの様な花を咲かせる様はなんとも可愛らしいです。

盆栽や鉢植えとして楽しんでみてはいかがでしょうか。

 原産地

ヒカゲツツジは山地の崖や川沿いなどのやや日当たりの悪い場所に好んで自生しています。

 育て方

ツツジと同じように、微酸性で水はけの良い用土を好みます。

用土には鹿沼土を混ぜてあげるといいです。

肥料は3月頃に骨粉や油かす等の有機肥料を与えます。

日当たりは半日陰で管理し、夏季の直射日光は避けましょう。

アサヒヤマザクラについて

  • 学名・・・Prunus pendulla
  • 属名・・・バラ科サクラ
  • 花期・・・4月
  • 花色・・・ピンク
  • タイプ・・.・常緑低木

 特徴

もうすぐでお花見の季節・・・というには少し先取りしすぎかもしれませんが、もうお花見の準備をしておいてもいいかもしれません。

それくらい日本人にとって桜は特別で愛おしいものですからね。

そこでおすすめしたいのがこのアサヒヤマザクラです。

お花見の桜といえば街路樹にたくさん植わっていることからソメイヨシノが頭に浮かぶ方が多いと思いますが、このアサヒヤマザクラはご自宅で桜を鑑賞するにはもってこいの一品です。

まず、背丈の低い矮性種であること。

あまり大きくならない樹種なので、盆栽としても楽しむことが出来ます。

そしてなにより花つきが良いのがポイントです。

幹枝からたくさんの花芽を出し、木全体が花で覆われる様は実に優美です。

また八重咲きという特徴もある為かなりボリュームのある花を楽しめます。

耐陰性、耐寒性にも優れ丈夫な性質を持つため、盆栽初心者の方にもおすすめです。

 原産地

日本原産のサクラです。

「一才桜」という別名もありますが、成長が早く幼木で花を咲かせる気を総称してそう呼びます。

 育て方

花つきを良くするためにもなるべく日なたで管理しますが、夏場の直射日光は強すぎるため西日の当たらない半日陰か明るい日陰にうつしましょう。

肥料はお礼肥えとして花後に固形肥料を置き肥するといいです。

剪定はあまり行わず自然樹形のまま伸ばし、伸びすぎている枝や混み合っている枝は花後に適宜剪定します。

水やりは表土が乾いたらたっぷりとやります。

ちゃんと管理していれば毎年花を咲かせてくれるので、頑張って育ててみてはいかがでしょうか。

以上、今回入荷した草花の中から2点を紹介いたしました。

記事・・・飛田亮