近江庭園のお庭トーク | お庭のプロが厳選するお庭づくり・盆栽づくりのための季節の花だより

インテリアとしても楽しめる。おすすめエアプランツ10選

作成者: 飛田|2017年1月23日

今回紹介するのは室内でも楽しめる不思議な植物。エアプランツです。

エアープランツとはその名の通り、空気中の水分を根や葉から吸収し成長する植物です。

直射日光にはあまり強くないため室内でインテリアとして飾られることが多く、並べて飾ったり、上から吊るしたりと楽しみ方は様々です。

ガーデニングは土汚れが気になるという方でも、土のいらないエアプランツならきっと楽しめるのではないでしょうか。

最近では100円ショップでも小さなエアプランツが売られているのをよく目にします。

今回はそんなエアプランツたちにはいったいどんな種類があるのかを紹介していきます。

チランジア・テクトラム

  • 学名・・・Tillandsia tectorum
  • 属名・・・ブロメリア科ティランジア属
  • タイプ・・.・銀葉種

白くふわふわした姿が可愛らしいエアプランツです。

このふわふわの正体は「トリコーム」と呼ばれる水分を吸収する器官です。

テクトラムはトリコームが他のエアープランツよりも長いため、白くふわふわに見えます。

チランジア・コットンキャンディー

  • 学名・・・Tillandsia cv Cotton Candy
  • 属名・・・ブロメリア科ティランジア属
  • タイプ・・.・銀葉種

交配種の銀葉系エアプランツです。

白い葉と、ピンク色の花が美しい人気の品種です。

丈夫で育てやすいため初心者にもおすすめです。

チランジア・ドゥラティ

  • 学名・・・Tillandsia duratii
  • 属名・・・ブロメリア科ティランジア属
  • タイプ・・.・銀葉種

最大で高さ80cm、直径50cmほどの大型に成長する野趣あふれるエアプランツです。

葉先がくるっとカールしているのが特徴で、自生地では他の木に巻き付いて成長します。

インテリアグリーンのアクセントとして活躍します。

チランジア・ウスネオイデス

  • 学名・・・Tillandsia usneoides
  • 属名・・・ブロメリア科ティランジア属
  • タイプ・・.・銀葉種

「サルオガセモドキ」、「スパニッシュモス」と呼ばれる人気の高いエアプランツです。

長さは30〜50cmで、よく天井から下垂させて飾られているのを目にします。

ねじれて螺旋を描く葉を何本か束ねることでお洒落に見えます。

チランジア・キセログラフィカ

  • 学名・・・Tillandsia xerographica
  • 属名・・・ブロメリア科ティランジア属
  • タイプ・・.・銀葉種

直径40cmほどになる巨大なエアプランツで、エアプランツの王様と呼称されることもあります。

葉が厚く太いため重厚感があり、インテリアグリーンとしても圧倒的な存在感を放ちます。

チランジア・カピタータ

  • 学名・・・Tillandsia capitata
  • 属名・・・ブロメリア科ティランジア属
  • タイプ・・.・緑葉種

最大で直径40cmほどに成長する種です。

エアプランツの中では珍しく、緑の葉は赤みを帯びることがあります。

チランジア・ヒルダエ

  • 学名・・・Tillandsia hildae
  • 属名・・・ブロメリア科ティランジア属
  • タイプ・・.・銀葉種

大型に成長する種で、白のボーダー模様が美しいエアプランツです。

非常に希少な種の為、高価で入手困難です。

チランジア・フレクスオーサ・ヴィヴィパラ

  • 学名・・・Tillandsia flexuosa “vivipara fom”
  • 属名・・・ブロメリア科ティランジア属
  • タイプ・・.・銀葉種

通常のエアプランツは親株の根元などから子株が増えていきますが、本種をはじめ「ヴィヴィパラ種」とよばれる種は、花茎から子株が増えていくという特徴があります。

連なって伸びていくため、面白い形を楽しめます。

チランジア・ブッツィー

  • 学名・・・Tillandsia butzii
  • 属名・・・ブロメリア科ティランジア属
  • タイプ・・.・緑葉種

茎の部分に黒い斑点模様が入るエアプランツです。

かたちは壺型をしており、手に入りやすい人気の種です。

チランジア・ブルボーサ

  • 学名・・・Tillandsia bulbosa
  • 属名・・・ブロメリア科ティランジア属
  • タイプ・・.・緑葉種

壺形の、球根の様な見た目をしているエアプランツです。

葉は茎からうねるように生えるのが特徴です。

以上、おすすめのエアプランツを紹介してきました。

不思議で奥深いエアプランツを皆さんも育ててみてはいかがでしょうか。

記事・・・飛田亮