突然ですが皆さん、塊根(かいこん)植物をご存知でしょうか?
塊根植物とは多肉植物の一種で、根や幹が肥大し主に大きな球形となって地上に隆起しているのが特徴です。
大きく肥大化した根や幹には水分を多く蓄える事ができます。
それもそのはず、塊根植物の自生地は乾燥した地域なので、これも生きるために進化した術なのです。
さて、そんな塊根植物たちが近年ブームとなっており、お洒落な鉢に植えて室内に飾るインテリアグリーンとして注目を浴びています。
そこで今回は中でもでっぷりとした塊根が魅力的な植物たちを紹介していきます。
アフリカ南東部に自生する塊根植物です。
塊根に刻まれた溝状のシワが最大の特徴で、かなり味のある雰囲気があります。
小さいながらも厳しい時の流れを感じれるような、存在感のある植物です。
アフリカ東部に自生している、大型の塊根植物です。
表皮が緑色をしており、塊根にはたくさんのイボがあるのが特徴です。
生息地では、塊根の直径が1m以上にも達することがあるそうです。
塊根の頂部から生える枝には鋭いトゲがたくさん生えています。
ケニア、タンザニアに自生する小型の塊根植物です。
塊根の色がオレンジがかっており、葉の緑とのコントラストが美しいです。
葉は槍のような形をしているのが特徴です。
日本でも植物の展覧会などでわりとよく目にする人気の塊根植物です。
成長していくにつれ塊根にひびが入り、やがて陸ガメの甲羅のような姿に成長します。
厳つい塊根のわりに、葉がハート形で可愛らしいというギャップがおもしろいです。
イエメンのソコトラ島にのみ生息する塊根植物です。
珍妙な植物の楽園であるソコトラ島の中でも異彩を放っており、ぼてっとした幹から枝葉を伸ばし、鮮やかなピンク色の花を咲かせる姿はなんとも形容しがたい魅力があります。
アフリカのソマリランド原産の小型の塊根植物です。
黄緑色をした塊根が特徴的です。
葉は頂部から生え、葉縁がフリルのようにギザギザになっているのが特徴的です。
小さなヤシのようにも見えますね。
南アフリカ原産の塊根植物です。
塊根がかなり大きくなる種で、そのユニークな姿から「火星人」という和名が付けられています。
灰白色の塊根の頂部から出るつる性の枝葉は枝垂れるように成長していきます。
南アフリカ原産の塊根植物です。
饅頭のような形の塊根が特徴的で、まるで布袋のお腹のように見えるので「眠り布袋」という和名が付けられています。
以上、塊根植物たちをいくつか紹介してきました。
ぜひ皆さんのお部屋にも飾ってみてはいかがでしょうか。
記事・・・飛田亮