前回に引き続き、イギリスで人気の庭木を紹介していきます。
日本では流通していないものもあるのであまり役に立たないかもしれませんが、ガーデニングの本場ではこんな庭木が使われているんだなあと思っていただければ結構です。
パイオニアプランツとしても知られるヤマモガシ科の仲間で、イギリスでは小さく仕立てられたものが庭木として使われているようです。
春から初夏にかけて炎のような真っ赤でユニークな花を咲かせます。
日本では流通していないようです。
クノニア科の植物は南米、東オーストラリアに自生する希少な種で、まず日本では見かけないと思います。
本種は交雑種で、夏の終わりごろに4弁の白い花を多数咲かせます。
花の中央には黄色い雄しべがあり、芳香を放ちます。
セイヨウカジカエデの園芸品種です。
街路樹によく使われるプラタナスによく似た姿をしていますが、カエデの仲間です。
春になるとサーモンピンク色の若葉を広げるのが美しく、花も香り高いのが特徴です。
優秀な植物に送られるイギリスの王立園芸協会のガーデンメリット賞も受賞しています。
ヤマモモの木を小さくしたような姿で、近年日本でも庭木として取り入れられています。
秋の終わりに白い釣鐘状の小花を咲かせ、それと同時に昨年実った果実が熟し真っ赤に色づきます。
樹高の小さな種や赤花の園芸種も存在します。
日本と同じようにイギリスでもボタンは人気があるようです。
春から梅雨にかけて花開き、満開のボタンは息をのむほど美しいです。
様々な色や種類のバラエティーがあることも人気の秘訣です。
成長すると横に大きく広がるヒトツバエニシダの仲間です。
枝は緑色をしているのが特徴で、初夏になると黄色い花を一斉に咲かせます。
枝にびっしりと咲くので、満開時の美しさは目も眩むほどです。
セイヨウアカミニワトコの園芸品種です。
春になると白い細かな花をつけ、秋には真っ赤な実が熟します。
葉はイエローグリーンの明るい色をしており、日に当たると光り輝きます。
モクレンの仲間の園芸品種で、コブシに似ています。
春になると淡いピンク色の花をたくさん咲かせます。
花つきが良いため人気の種です。
北米原産の風にサラサラとそよぐ羽状複葉の葉が美しい樹木で、葉色には黄色や赤など様々な品種があります。
日本でも流通しており、洋風ガーデンのシンボルツリーとして使われます。
以上、イギリスで人気の樹木を紹介してきました。
参考にしているのはイギリスのニュースサイト「The Telegraph」です。
気になった方は見てみてくださいね。
記事・・・飛田亮