本日も新着商品がいくつか入荷しております。
今回入荷したのは、
・満州小アヤメ
・フデリンドウ
・姫ユキヤナギ
・原種クリスマスローズ「リビダス」
・アカネヒメキンバイ
の5点の草花たちです。
今回はフデリンドウとクリスマスローズ「リビダス」について紹介していきます。
リンドウといえば秋の花として知られていますが、中には春に花を咲かせる種も存在します。
本種はその一つで、4月から5月頃にかけて青紫色の色鮮やかな花を咲かせます。
一本の茎の先端から数輪の花を咲かせるのが特徴的で、横から見るとまるで筆のように見えることが名前の由来となっています。
草丈は5〜10cm程度と低く、突如地面から花が咲いているようにも見えます。
通常のリンドウは毎年花を咲かせる宿根草ですが、本種は越年草、二年草扱いです。
前年の秋に発芽し、小さな葉茎の姿で越冬、春の開花後に結実し枯死します。
ですので翌年も楽しむためには種を採り蒔きする必要があります。
似ている種にはハルリンドウやコケリンドウなどがあります。
小振りな草姿に可憐な華が魅力なので、鉢植えや寄せ植えにおすすめです。
北海道〜九州、朝鮮半島、中国、カラフトに自生しています。
山地の林内や草原に好んで生息しています。
秋に発芽してからは、なるべく日当たりの良い場所で育てます。
水やりは表土が乾いたらたっぷりと与えます。
花後に種子が採れたら、水はけと水持ちの良い用土に蒔きましょう。
夏場は高温多湿を避け、涼しい環境で管理します。
独特の魅力をもつ、原種クリスマスローズの一種です。
早春になるとシックな色合いの、緑がかったピンク色の花をいくつも咲かせます。
茎も落ち着いたピンク色をしており、40〜50cmほどに立ち上がる有茎種です。
葉色は紫がかり、葉脈沿いに浮き上がる銀色の網目模様が美しいです。
種小名のリビダスは「青味がかった灰色、鉛色」という意味があります。
草丈があり、独特な美しさがあるので寄せ植えに活躍してくれますし、鉢植えとしてもおすすめです。
地中海沿岸に自生しています。
特に地中海に浮かぶスペインのマヨルカ島が原産地として有名です。
他のクリスマスローズに比べ耐暑性はありますが、夏季はなるべく涼しい環境で管理します。
その反面耐寒性は少し弱いため、室内か軒下で冬越しさせるようにしましょう。
水やりは夏季の休眠期には控え目にやり、あとは表土が乾いたらたっぷりと与えます。
種を採らない場合は、花が咲き終わったら花がら摘みを行います。
そうすることで種に養分がいかなくなり、株の勢いが弱まらないで済みます。
以上、本日入荷した山野草の中から2点を紹介いたしました。
記事・・・飛田亮