本日も新着商品がいくつか入荷しております。
今回入荷したのは、
・桃花イワカラクサ
・白花イワカラクサ
・ソバナ
・シナノナデシコ
・枝咲きキキョウ
の5点の草花たちです。
今回は桃花イワカラクサとソバナについて紹介していきます。
春になるとピンク色の可愛らしい花を咲かせる山野草です。
あまり聞きなれない名前ですが、春になると園芸店などでも普通に流通しています。
花の雰囲気がサクラソウに似ていますが、イワカラクサはゴマノハグサ科なので違う種類に区分されます。
花期には花茎を伸ばしますが、せいぜい成長しても5〜10cmと草丈はかなり低く、コンパクトにまとまります。
葉のかたち、生え方が唐草模様を思わせることが名前の由来です。
ロックガーデンや鉢植え、寄せ植えにおすすめです。
ヨーロッパ原産の山野草です。
ピレネー山脈やアルプス山脈などの高山帯の岩場に好んで自生しています。
漢字で書くと岩唐草ですが、唐草文様に見立てているので中国との関係はありません。
高山の岩場に自生する植物なので、高温多湿と水はけの悪い環境を嫌います。
夏季は風通しの良い半日陰〜明るい日陰の環境で管理しましょう。
用土は軽石や桐生砂など、水はけの良いものに植え付けましょう。
暑さには弱いですが耐寒性は強いので寒さ対策をする心配はありませんが、水やりは少し控え目にやります。
下向きに花を咲かせるものは山野草界では人気が高いように思えますが、ソバナはその中でも特に美しい草姿が特徴です。
初夏から夏にかけて伸ばした花茎に紫色をしたつり鐘状の花を咲かせます。
花茎は50〜100cmと割と伸びるので見応えがあります。
類縁種にはツリガネニンジンがありますが、ツリガネニンジンは輪生して花を咲かせるのに対しソバナは一つ一つ花を咲かせます。
ですのでより一層繊細な印象を受ける魅力的な山野草です。
また春の若芽は山菜として食用にできることも知られています。
鉢植えにも庭植えにもおすすめです。
日本では本州から九州、アジアでは朝鮮半島、中国に自生しています。
山地の林縁や沢沿いに好んで生育しています。
日当たりを好みますが、夏季の直射日光を受けると葉焼けを起こしてしまう恐れがあるので夏場は半日陰〜明るい半日陰で育てましょう。
水やりは表土が乾いたらたっぷりとやります。
用土は鹿沼土や火山レキなど水はけのいいものを好みます。
以上、本日入荷した山野草の中から2点を紹介いたしました。
記事・・・飛田亮