本日も新着商品がいくつか入荷しております。
今回入荷したのは、
・ユウバリタンポポ
・斑入りオオバマイヅルソウ
・ヒメハマカンザシ
・ノウショクシコクカッコウソウ
・トキワハナガタ
の5点の草花たちです。
今回はユウバリタンポポとトキワハナガタについて紹介していきます。
春を感じる最も身近な植物ともいえるタンポポ。
地面に咲く鮮やかな黄色い花を見ると和やかな気分になりますし、花後の綿毛もとても可愛らしいです。
そんなタンポポにもいくつか種類があり、今回紹介するのはあまり普段は目にしない北海道固有種のタンポポです。
自生地の北海道では初夏から夏にかけて黄色い花を咲かせますが、当店では春には咲き始めています。
他のタンポポとの違いは、まず葉の切れこみがかなり深いこと。羽状になっていてちょっとおしゃれな雰囲気があります。
そして花の外側にある緑色の総苞片という部分が反り返らないこと。
普段よく道端で目にするセイヨウタンポポは総苞片が反り返るので、ここで見分けがつきます。
北海道でしか見れない貴重なタンポポをぜひ育ててみてはいかがでしょうか。
北海道固有種のタンポポです。
北海道の夕張岳や、日高山脈の高山の岩場に自生しています。
別名、高嶺タンポポとも呼ばれています。
強健な性質をもつタンポポなので特に心配はいりません。
ただ、もともと冷涼な気候で育っているので高温多湿は避けたほうがいいです。
夏季は風通しの良い涼しい半日陰で育てます。
用土は水はけのいいものを好み、肥料は特に必要ありません。
増やすには花後の種を植えて増やします。
冬〜春の花壇の定番といえばサクラソウ属のプリムラ類ですが、今回はそんなプリムラっぽいけどプリムラじゃない不思議な山野草を紹介します。
トキワハナガタは春になると花茎を伸ばし、ピンク色の小花を球状に咲かせます。
プリムラ類同様花弁の中央が黄色い可愛らしい花なのですが、特徴は草丈がかなり小さくコンパクトなところ。開花時でも15cm程度にしかなりません。
葉はロゼット状にまとまり、ランナーを伸ばして横に這うように広がっていきます。
多肉植物のような雰囲気も魅力で、常緑なのでグラウンドカバーなんかにもおすすめです。
もちろん鉢植えや、ロックガーデンにも活躍してくれます。
中国西部、カシミール〜チベットのヒマラヤ北西部に自生しています。
高山の礫地や草地など、厳しい環境に生育しています。
高温多湿を嫌うので、特に夏場の水やりはやり過ぎないように気を付けます。
夏季はなるべく風通しの良い涼しい日陰〜半日陰で管理しましょう。
用土は鹿沼土や火山レキなど水はけのいいものを好みます。
高温多湿に弱い反面耐寒性は強いです。
以上、本日入荷した山野草の中から2点を紹介いたしました。
記事・・・飛田亮