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梅雨時に発生しやすい害虫と対策まとめ!

作成者: 飛田|2017年5月16日

 もうじき梅雨がやってきます。

正直ガーデニングにおいていろいろ厄介な影響を受ける季節ですが、皆さん頑張って乗り切っていきましょう。

去年、梅雨対策の記事を書きましたのでぜひ参考にしてみてください。

さて、この梅雨対策の記事の中でナメクジに対して少し言及してありますが、

今回はそれに関連して梅雨に発生しやすい害虫とその対策方法を紹介していこうと思います。

 

アブラムシ

植物の新芽や蕾が大好物で、群がって吸汁している光景をよく目にするアブラムシ。

放っておくと植物の元気がなくなって枯れてしまったり、うどん粉病やすす病などのウイルス病の媒介になったりと何一つ良いことがないので早めの駆除が肝心です。

対策としては殺虫剤のオルトランを蒔いたり、牛乳を霧吹きでスプレーすることで呼吸が出来なくなるといわれ、効果があります。

植物が傷つかないよう粘着テープで捕殺したり、天敵のテントウムシに食べてもらってもいいでしょう。

また、キラキラするものを嫌う傾向があるので近くにアルミ箔を敷くのもいいです。

植物に含まれるアミノ酸が好物なので、肥料の窒素分を与え過ぎないというのも予防につながります。

 

ハダニ

高温乾燥時を好んで繁殖するため梅雨明けからの被害の方が多いと思いますが、一応紹介しておきます。

とても小さなクモの様な姿をしており、主に植物の葉裏に好んで寄生し食害します。

葉の一部の食害で葉全体が枯れてしまう場合があるので注意が必要ですし、花弁を食害されると花期が短くなってしまいます。

水を嫌う性質があるので、水やりの際に葉裏にまで水がかかるよう葉水をしてあげるとハダニがつかなくなります。

アブラムシと同じく牛乳スプレーをかけるのも効果的です。

牛乳スプレーをかけた後、そのままにしておくと臭くなるので3時間後くらいに水をかけて洗い流しましょう。

 

ナメクジ・カタツムリ

ナメクジは新葉や花びらなど、草花の柔らかい部分を食害します。

ナメクジがいるかどうか見極めるには、粘液が乾いた跡がついてキラキラと光っているのが証拠です。

ナメクジは夜行性で、昼間は鉢底やレンガ、ブロックなどの隙間に潜んでいます。

ですので日中、鉢を持ち上げて見つけ次第駆除しましょう。

もし見つからない場合は、夜間プラコップにビールと殺虫剤を混ぜて置いておくと、ナメクジたちが誘引されて勝手に落ちて溺れます。

塩をかけると退治できますが、庭に塩を蒔くのは植物に良くないのでやめましょう。

植物に影響がなさそうなところなら熱湯をかけるのも同様の効果があるといわれています。

 

ヨトウムシ

漢字で夜盗虫と書くように、夜のうちに植物を食べてしまう夜行性の厄介な害虫です。

イモムシ状をした姿で若いうちは緑ですがだんだん黒味を帯びてきます。

雑食性なのでバラやクレマチスから野菜まで何でも食べられてしまいますが、特にアブラナ科の植物が食害に合うことが多いようです。

昼間は株元の土中に隠れている為中々探すのは難しく、夜になって出てきたところを捕殺するかオルトラン等の殺虫剤を蒔いておくのも効果的です。

米ぬかを好む傾向があるので、おびき寄せて退治するのもいいでしょう。

成虫のヨトウガが卵を産み付けないように防虫ネットを張るなどの対策も効果的です。

 

アオムシ・ケムシ

多種多様な蝶や蛾の幼虫で、様々な植物を食害します。

主にモンシロチョウの幼虫であるアオムシは、アブラナ科の植物を好んで食し、キャベツやハクサイなどは葉脈以外残さず食べられてしまうこともあります。

ケムシは毒をもっていることが多いため、なかなか気軽に駆除できない厄介な害虫です。

小さなときならまだオルトランやスミチオンなどの殺虫剤が効きますが、大きくなってくると効果が薄まってくるので、一匹一匹捕殺していく必要が出てきます。

ケムシの場合、退治しても毛に毒をもっていることがあるので死骸にも素手で触れないよう、また風による毛の飛散等にも気を付けましょう。

 

 以上、梅雨時に気を付けたい害虫を紹介してきました。

今のうちから、梅雨のガーデニング対策を少しずつ進めていきましょうね。

 

記事・・・飛田亮

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