梅雨が到来し、毎日雨と曇り空の繰り返しでは憂鬱な気分になってしまいますが、そんな季節でも美しく咲き続けてくれる花はたくさんあります。
ぜひともそんな癒しの植物をお庭に植えて梅雨を乗り切りたいということで、今回は梅雨時にも綺麗な花を咲かせる草花たちを紹介していきます。
華やかでこの季節人気のある定番のものと、山野草的なものも少し集めてみましたので参考にしてみてくださいね。
梅雨といえばアジサイ。アジサイといえば梅雨。というように、雫を滴らせて咲く姿はもはや日本人の原風景と言えるほどの季節感、存在感があります。
可憐な装飾花を咲かすテマリアジサイやガクアジサイ、素朴な美しさを楽しめるヤマアジサイなど様々な種類があります。
世界中に愛好家がおり、数ある花の中で最も人気のある花木の一つです。
それ故に様々な品種が流通しており、木立性のものやつる性のもの、花色もさまざまで数え切れないほどです。
自分のお気に入りの一鉢を探し出すのも楽しいですね。
バラと同じくガーデニング界では絶大な人気を誇る花木の一つです。
つるを伸ばして成長するのでトレリスやパーゴラに巻き付けると素敵な雰囲気が醸し出せます。
バラと合わせて雨でも明るいお庭を演出できるムードメーカー的存在です。
コンペイトウ、もしくはチョコ菓子アポ〇のようなどう見てもお菓子にしか見えない花を咲かせる花木です。
蕾の形が面白いですが花の形も皿型をしていて可愛らしく、中に雨の雫が溜まって流れ落ちる様を無心で観察できます。
こんな花がお庭に咲いていたら、梅雨でも楽しい気分になれそうです。
梅雨時期になると花茎を伸ばし、ラッパ型の花を放射状にいくつも咲かせる人気の下草です。
とても丈夫で、雨にも負けずに咲く健気な様子には元気をもらえます。
切り花としても人気なので、室内に飾って楽しむのもいいですね。
春〜夏にかけて水面に美しい花を浮かべる水生植物です。
もともと水中で育つので梅雨の長い雨でもへっちゃらです。
睡蓮鉢に植えて梅雨でも花を楽しみましょう。
梅雨時に白い花を咲かせ、甘い香りを漂わせる人気の花木です。
世界三大香木にも数えられ、梅雨の憂鬱な気分を良い香りで晴らしてくれます。
クチナシの香りが大好きな人にとっては、梅雨は待ち遠しい季節かもしれませんね。
花色が多彩で花もちがいいことから、切り花やフラワーアレンジメントで人気の植物です。
花壇にも活躍してくれるので、梅雨のお庭をカラフルに彩ることもできます。
雨に濡れると魅力が増すという点では、この中では最も梅雨に似合う植物かもしれません。
梅雨時に小さな白い花を咲かせるサンカヨウは、花弁が水に濡れることで白から透明へと色が変化します。
透明な花弁はガラス細工のように美しく、ため息が出るほどです。
日本で古来より親しまれてきた花です。
梅雨時に釣り鐘状の花を花を咲かすの人気で、今ではたくさんの園芸品種が店先に並んでいます。
花に雨露が滴る様子はさながら雨傘のようで、お庭に植えれば風情溢れる光景を目の当たりにできます。
以上、梅雨でも楽しめる花を紹介してきました。
皆さんも梅雨の陰気を吹き飛ばすようなお気に入りの植物を見つけてみてください。
記事・・・飛田亮