本日も新着商品がいくつか入荷しております。
今回入荷したのは、
・ヒメニッコウキスゲ
・シロギオンマモリ
・キタダケトリカブト
・カンボク
・フタバアオイ
の5点の草花たちです。
今回はフタバアオイとカンボクについて紹介していきます。
昔から親しまれてきましたが、最近ではあまり見られなくなった山野草の一つです。
花というよりも葉に観賞価値があり、ハート形の特徴的な形と葉脈の模様が美しいです。
葉が2枚ずつ付くのが多いことが名前の由来となっています。
春になると小さな花を咲かせますが、葉の根元の地際に咲くのでそれ程目立ちません。
花は褐色を帯び、お椀を伏せたような感じの形で下向きに咲きます。
株は地下茎を伸ばして増えていき、冬になると地上部を枯らして休眠します。
水戸黄門の紋所でおなじみの徳川家の家紋はこのフタバアオイがモチーフになっており、葉が3枚並んだ「三つ葉葵」といいます。
京都の賀茂神社の葵祭にもフタバアオイが用いられることから、昔から人々と馴染みが深かった植物といえるでしょう。
鉢植えやシェードガーデンにおすすめです。
日本固有種の山野草です。
本州の福島県以南から九州にかけて自生しています。
山地や森林の暗い林床に好んで生育します。
暗い林床に自生しているため、強い直射日光を嫌います。
冬〜春頃までは日なたで育て、それ以降は日陰か半日陰の環境で育てます。
特に夏季はしっかりと遮光をし、日光に当てないように気を付けましょう。
また乾燥、過湿ともに嫌うので用土は水はけと水持ちのいい団粒構造のものを好みます。
水やりは表土が乾いたらたっぷりと行います。
ヤブデマリ、オオデマリ、ガマズミといったグループの仲間の落葉樹です。
初夏になると純白のガクアジサイに似た花を咲かせます。
アジサイ同様、両性花を囲むように五弁の装飾花が咲き、可愛らしい雰囲気があります。
花後には丸い実がつき、秋には真っ赤に色づいた実を楽しむことが出来ます。
また、秋には紅葉も楽しめます。
鳥たちにとってあまり美味しくないのか、落葉後も赤い実はついたままの場合が多く、長く観賞することが出来ます。
他のガマズミ属の近縁種との違いは葉が3裂するところで、簡単に見分けることが出来ます。
鉢植えや庭植え、盆栽として小さく仕立てるのもおすすめです。
北海道、本州の中部以北に自生しています。
山地の林内や林縁の、やや湿った環境に好んで生育します。
冷涼な山地の水辺に生活しているので、暑さと乾燥を嫌います。
特に夏季は暑さ対策と水切れに注意し、なるべく涼しい環境で夏越しさせましょう。
水やりは表土が乾いたらたっぷりと行います。
以上、本日入荷した商品の中から2点を紹介しました。
記事・・・飛田亮