本日も新着商品がいくつか入荷しております。
今回入荷したのは、
・センブリ
・ヤクシマアセビ
・サギソウ
・ゲンチアナ・ファレリー
・キンミズヒキ
の5点の草花たちです。
今回はセンブリとヤクシマアセビについて紹介していきます。
センブリ茶でお馴染みのセンブリ。
たまにバラエティ番組の罰ゲームで飲まれている光景を目にしますが、あの苦そうなお茶は本種からできています。
夏から秋の初めにかけて淡い紫色をした五弁花を咲かせ、花弁には濃い紫色の筋が入ります。
本種は二年草で、春に発芽し一年目は花を咲かせないままロゼット状で越冬します。
そして二年目の夏に開花し、花後にタネをつくり枯死します。
非常に苦いことで知られており、お湯の中で千回振り出してもまだ苦みが残ることから名付けられたそうです。
生薬や殺虫剤として使われてきた歴史があり、ドクダミやゲンノショウコに並ぶ三大民間薬と呼ばれています。
鉢植えとして楽しむのにおすすめです。
中国、朝鮮半島、日本では北海道西南部、本州、九州、四国にかけて広く分布しています。
山地の草原に好んで自生しています。
発芽して一年目はまだ環境の変化に弱いので、半日陰の落ち着いた環境で育てます。
二年目は夏場以外は日当たりの良い環境で育てましょう。
水やりは表土が乾いたらたっぷりと行います。
用土は水もち水はけ共にいいものを好みます。
日本庭園などによく植栽されることでおなじみのアセビ。
本種はそんなアセビの仲間で、とてもコンパクトにまとまるのが特徴です。
通常のアセビと同じように、春になると白く小さなつぼ型の花をいくつも咲かせます。
ただし花の付き方に少し特徴があり、花穂が垂れ下がるのではなく直立して咲くのが特徴です。
背丈が低く、成長しても1m程度にしかなりません。
光沢のある小さな葉が可愛らしく、盆栽や鉢植えとしておすすめです。
鹿児島県の屋久島にのみ自生しています。
標高1000m以上の山地に生育しています。
通常のアセビと同様です。
自然樹形が魅力なので、あまり剪定をしない方が見栄えがいいです。
秋ごろに翌年咲く花穂がつくられますが、夏ごろに早くつくられることがあるので、そういった花穂は摘んでおいた方が花付きが良くなります。
以上、本日入荷した商品の中から2点を紹介しました。
記事・・・飛田亮