お盆を過ぎても留まることを知らないこの暑さ。
暑さをしのぐにはクーラーの効いた部屋に閉じこもるのが一番ですが、それではガーデニングを楽しめないというこのジレンマ。
そこで少しでも涼しさを感じながら植物を育てたいという方におすすめなのが水生植物です。
水中や水面で育つ植物を見れば、少しは暑さも和らぐはずです。
という訳で今回はおすすめの水生植物たちを紹介していきます。
小型のカヤツリグサの仲間で、成長しても30cm程度にしかなりません。
茎の上部で傘のように広がる苞が特徴的で、水面からすっと立ち上がる凛とした姿は風情があります。
夏の風物詩の一つであるガマですが、本種はティファ・ミニマというヨーロッパ産のガマの仲間です。
日本に自生するヒメガマよりも矮性で、成長しても80cm程度。
夏に咲く丸っこい茶色い花が可愛らしいです。
ハンゲショウは乾燥を嫌う植物で、水耕栽培をすることが可能です。
夏なると花穂をつけ、そのすぐ下の葉が花弁の代わりをする白い斑入り葉に変化するのが特徴です。
泥の中からいとも美しい花を咲かせることで人気の水生植物。
矮性種も流通しているので、それほど植え替えに手間がかからないものもあります。
ちなみに滋賀県の観光名所、みずの森植物公園のハス畑は去年全滅し跡形もなく消え去りました・・・。
ハスと共に人気がある、夏に花咲く水生植物です。
ハスとの違いは水面に浮かぶように花を咲かせること。
様々な園芸品種が流通しています。
畳に使われることでお馴染みのイグサの園芸品種です。
茎が螺旋を描くようにクルクルと渦を巻くのが特徴のユニークな水生植物です。
黄色い斑模様が入る園芸品種も存在するようです。
水生植物というかアクアリウムなどで楽しむ水草の一種です。
根元の形がバナナの房の様な形をしているのが可愛らしく、アクアリウム界で人気の水草です。
ただ、強健な性質ゆえ要注意外来生物に指定されているのでしっかりと管理しましょう。
涼やかな雰囲気のカヤツリグサの仲間です。
花期になると苞と呼ばれる白く細長い部位が人目を惹きます。
寄せ植えにも活躍してくれる水草です。
水面に浮かぶ水草の仲間で、夏になると黄色い花を咲かせます。
花弁の縁にはフリルの様な切れ込みが入るのが特徴です。
葉には黒い斑模様が入ります。
北米原産のバコパの仲間で、可愛らしい青紫色の小花を咲かせます。
アクアリウム用に葉ごと水中に沈めて育てることもできますが、水の中では花は咲かないので注意が必要です。
以上、おすすめの水生植物たちを紹介してきました。
ぜひ皆さんもこの暑さを和らげてくれる水生植物を育ててみてはいかがでしょうか。
記事・・・飛田亮