近江庭園のお庭トーク | お庭のプロが厳選するお庭づくり・盆栽づくりのための季節の花だより

はちおうじフェアのショーガーデンをつくりました!

作成者: 飛田|2017年9月2日

 

 9月16日〜10月15日まで、東京都八王子市にて「全国都市緑化はちおうじフェア」が開催されます。

この期間、八王子市内は花とみどりに溢れかえるお祭り会場と化す訳ですが、そのメイン会場である冨士森公園にて先週ショーガーデンをつくってきました。

といってもまだ完成ではなく、開催直前にコケや下草類の植栽をするため8割方完成といった感じです。

今回はその模様を少しだけ皆さんにお見せしていこうと思います。

 

 皆さんご存知の通り私たちは滋賀県の造園屋。

八王子までは車で6時間以上の長い道のりです。

ショーガーデンに使う樹木や石材を一挙に持っていくとなるとだいぶ大掛かりになってしまうので、知り合いの都内の造園屋さんに協力を仰ぐことに。

これは八王子の造園屋さんにて景石をお借りしている所です。

他にもたくさんの樹木や石材を使わせていただき、本当に助かりました。

同業者ながら切磋琢磨していく連帯感のようなものが緑化フェアの会場全体に流れており、これも一つの醍醐味だなと感じました。

というわけで移動と材料の準備で一日目は終了です。

 

2日目、作業開始です。

まずは土をせき止める為の枠組み作成。

現場は電気が使えないため、手ノコでコンパネを切っている所です。

盛り土をし、景石を据えていきます。

会長(親方)の指示で面白い程ポンポンと手際よく決まっていきます。

なにやら荘厳でありながら優美な石の流れが感じられ、感服しています。

続いて樹木を植えていきます。

使うのはアオダモとモミジ。

どちらも幹の細い株立ち状のもので、自然味あふれる枝ぶりが雑木の庭の風情を醸し出しています。

次は石積みです。

写真は根石を据え付けているところですが、地面が一部舗装され掘ることができないため高度な石の扱い方が要求されます。

だんだんと高く積み上がってきました。

石積みとしての絶対条件である崩れないことはもちろん、四隅の凛とした角の出し方や、大中小の石のバランスのデザイン性など些細なことに注意を払いながら積まれていきます。

2日目終了。

石積みの根石までいければいいと思っていましたが、手際よく進んだので石積み完成まであとちょっとのところまできました。

これで明日以降の作業がぐっと楽になりました。

 

3日目、積んでいる写真を撮る間もなく石積み完成です。

天端石もキチンと収まり、城積み独特の美しい輪郭が見事に浮かび上がりました。

これは手前に植栽マスをつくっている所です。

この後、明日使う下草や砂利を準備しにいき3日目を終えました。

 

作業最終日、昨日つくった植栽マスにモミジと下草の山野草を植え、ゴロタ石でマルチングしていきます。

仕上げに立派なモウソウチクを使って枠をつくります。

枠ができるとやっぱり違いますね。

後は開催前にコケと下草類を植えて、完成です。

 

 冨士森公園のロードサイドガーデン、公園入口から二つ目の庭です。

ぜひお近くの方は足を運んでみてくださいね!

 

記事・・・飛田亮