今回のテーマは新葉。
秋の始まりに春の始まりのことを書こうとする、季節感を縦横無尽に駆け巡るGardenPorterです。よろしくお願いします。
さて、植物には数え切れない程の様々な種類があり、その数だけ各々の異なった見どころがあります。
やはり植物の最たる見どころといえば花でしょうが、カラーリーフなど葉に見どころがある植物もありますね。
今回紹介するのは、中でも変わった所に見どころがあるなかなかマニアックな植物たちです。
その見どころとは新葉。
春に芽吹く新葉にこそ最も魅力がある植物界の一発屋?(いい意味で)な植物たちを紹介していきます。
カナメモチの仲間で、カナメモチとオオバカナメモチの交配品種です。
生垣としてよく使われるので街中で見かけることも多いでしょう。
新葉が真っ赤なのが特徴で、季節関係なく剪定後に伸びる新芽が真っ赤になります。
春に白い花を咲かせますが、良く刈り込まれるのでなかなか目にするのは難しいかもしれません。
ヤナギの仲間、イヌコリヤナギの園芸品種です。
白とピンクの混じった斑入り葉が特徴で、5〜6月頃に新葉の美しさが際立ちます。
7月頃には緑色になり、秋には黄葉して落葉します。
近年庭木として人気が出ている樹木です。
ギンヨウアカシアの一品種です。
新葉が鮮やかな紫色になるのが特徴です。
花は他のミモザと同様早春に黄色い小花を多数咲かせます。
中国原産の落葉高木で、日本には江戸時代に入ってきたといわれています。
上方向にスラーっと伸びるので街路樹に使われることもあります。
春の新葉が美しく、サクラの花と見間違えるような鮮やかなピンク色が特徴です。
和名はトネリコバノカエデ。
その名の通りトネリコのような葉の形で、一見カエデとはわかりません。
新葉の鮮やかな品種がいくつかあり、中でも「フラミンゴ」は白と桃色の混じったトリカラーをして人目を惹きます。
センリョウのカラス葉品種です。
4〜5月頃に展開する新葉が見どころで、ツヤのある黒褐色の葉が特徴です。
センリョウはどちらかというと和風な雰囲気がありますが、本種はシックな雰囲気があり洋風の庭にも映えます。
ミャンマー原産の常緑低木で、ナンテンのような雰囲気があります。
葉が赤紫色をしており、特に新葉はツヤ感があって美しいです。
夏にピンク色の花が咲き、黒い実も楽しめます。
アメリカで育種されたナンテンの斑入り品種です。
新葉が桃色と白の混ざったトリカラーになり美しいです。
あまり大きくならず、低い草丈のままこんもりと茂る様を楽しめます。
以上、新葉が美しい植物たちを紹介してきました。
まだまだあるので、ぜひ気になった方は調べてみてくださいね。
記事・・・飛田亮