冬には休眠する植物が多く、寒さに耐えられず枯れてしまう植物もあるのでどうしても花壇が寂しくなりがちになります。
そんな冬花壇を彩り豊かにしてくれるのがバリエーション豊かなプリムラたち。
プリムラには様々な種類があるので、うまく組み合わせればプリムラ類だけで花壇を構成することも十分可能です。
今回は冬花壇で活躍すること間違いなしのプリムラたちを紹介していきます。
プリムラ・ポリアンサと様々な原種を掛け合わせてつくられた種です。
ポリアンサを小さくしたような見た目で、草丈が8~15cmと低いのが特徴です。
背丈が低いため使いやすく、寄せ植えで活躍してくれます。
中国湖北省原産のプリムラです。
冬になると花茎を伸ばし、やや大ぶりの花を咲かせます。
他のプリムラに比べ耐寒性がそこまで強くないので、室内で越冬させます。
中国雲南省、中国四川省に自生するプリムラです。
他のプリムラ類に比べ咲く時期は少し遅めで、年末ごろから咲き始めます。
花茎を長く伸ばし、細やかな花を段状に咲かせる花は見事です。
古い改良の歴史を持つ、ヨーロッパで生まれた園芸品種です。
プリムラ・ジュリアンの親でもあり、ジュリアンを少し大きくしたような見た目をしています。
中国原産のプリムラで、野趣のある雰囲気が特徴的です。
冬に花茎を伸ばし、大きめの花をいくつか咲かせます。
葉裏や茎が褐色を帯びます。
玉咲きサクラソウと呼ばれるプリムラです。
冬の終わりから春にかけて、伸ばした花茎の先に小花を球状に咲かせます。
高山性のプリムラなので、山野草として扱われることが多いです。
プリムラ・アコーリスとプリムラ・ブルガリスから生まれた園芸品種です。
八重咲きの美しい花が特徴で、耐暑性もある為涼しい環境なら日本でも宿根草として育てることができます。
以上、冬でも活躍してくれるプリムラたちを紹介してきました。
冬の寒さに負けず、ガーデニングを楽しみましょう。