冬に花咲く山野草の中でも人気があるシクラメン。
シクラメンといえば華やかでボリューミーな園芸品種の印象が強いですが、品種改良されていない「原種シクラメン」が山野草として流通しています。
園芸品種ほどの華やかさはないかもしれませんが、楚々とした奥ゆかしい美しさが魅力の原種シクラメンたちを紹介していきます。
数ある原種シクラメンの中でも地味といわれる少し可愛そうな種です。
春~初夏頃に花弁の大きさ1cm程の白い小花を咲かせます。
葉はやや先の長いハート形で青白く、斑模様があります。
ヘデリフォリウムとはつる植物のヘデラを意味し、葉の形がヘデラに似ています。
秋になると葉に先立って花茎を伸ばし、開花します。
乾燥に強く長生きなので、原種シクラメンの中でも人気があります。
秋になると濃いピンク色の花を咲かせる原種シクラメンです。
花には芳香があります。
丸く厚みのある葉が特徴的です。
日本でも育てやすいため、人気のある種の一つです。
冬の時期に開花し、白やピンク色の花を咲かせます。
葉は丸みを帯びた可愛らしいハート形で、シルバーリーフのものもあります。
園芸種の生みの親といわれる種です。
春に花を咲かせる春咲き種で、原種シクラメンの中では大きめに育ちます。
葉には独特の斑模様が入り、観賞価値があります。
あまり日本では流通していない貴重な原種です。
冬咲き種で、白やピンクの花弁が薄い花を咲かせます。
花からはハチミツの様な甘い香りがするといわれています。
冬~早春にかけて咲く種で、コウムを小振りにした様な草姿です。
花弁がプロペラの様にひねれているのが特徴です。
白花と赤花がありますが、日本では白花はあまり流通していません。
秋咲き種で、1cmほどの小振りな花を咲かせます。
花弁には筋模様が入るのが特徴です。
葉の形は丸く、斑模様が入るものもあります。
以上、原種シクラメンたちを紹介してきました。
ぜひお気に入りのものを探してみてください。
記事・・・飛田亮