まだ寒い日が続く今日この頃ですが、きっともうすぐ春がやってきます。
今回は麗らかな春の訪れを感じさせてくれる山野草たちを紹介していきます。
片栗粉の原料として知られるカタクリですが、早春にかわいらしいピンク色の花を咲かせます。
下向きに咲きますが、花弁は上に反り返るのが特徴です。
「春植物」の代表種で、地上部があるのは春の間だけで後は土中で過ごします。
北米大陸東部原産です。
草丈は3~5cmと非常に小さく、春に可愛らしい小花をたくさん咲かせます。
花弁は4枚で十字のような形をしており、中央が黄色いのが特徴です。
本州、四国、九州に自生する山野草です。
春になると花茎を立ち上げ、赤紫色の美しい花を咲かせます。
花後のタネに白く長い毛が生えている為、オキナグサと名付けられました。
朝鮮半島、日本に自生する山野草です。
春に発芽し、純白の可憐な花を咲かせます。
2~3日で散ってしまう短命花であり、茶花として人気があります。
春に花を咲かせるリンドウの仲間で、本州、四国、九州に自生します。
草丈の低い小柄なリンドウで、3~5月頃に青紫色の花を咲かせます。
近縁種にフデリンドウやコケリンドウなどがあります。
中国、朝鮮半島、日本に自生する山野草です。
株立ち状に何本か茎を伸ばし、茎の上部に4枚の葉を付けます。
春になると白いブラシ状の花を咲かせます。
北海道から九州にかけての、山地の湿った環境に自生します。
雪解けとともにロゼット状の葉から花茎を伸ばし、球状に小花を咲かせます。
様々な品種が存在します。
中国、朝鮮半島に自生する山野草です。
春に藤紫色の可憐な花を咲かせます。
葉は丸く、ハスの葉のような雰囲気があります。
以上、春の訪れを感じる山野草たちを紹介してきました。
記事・・・飛田亮