もうすぐ梅雨がやってきます。
雨の多い梅雨時はお庭に水が溜まるし、植物への影響が心配な季節でもあります。
しかし中には水辺を好む植物もいるので、今回は梅雨の雨でも元気に花を咲かせてくれる山野草たちを紹介していきます。
南千島、北海道、本州の中部以北の、高山地帯の湿地に自生しています。
初夏から夏にかけて、花弁が5裂する白い花を咲かせます。
葉の形がイチョウに似ていることが名前の由来です。
日本の本州以南や台湾の、湿った岩肌に自生しています。
夏になると花茎を伸ばし、星形の小花を咲かせます。
冬には葉が小さく縮んだユニークな姿で越冬します。
アジアや東ヨーロッパなどに自生する水生植物です。
夏になると花茎を長く伸ばし、3枚の花弁の純白の花を咲かせます。
草丈は30~50cm程度で、地下茎の先に塊茎をつけ増えていきます。
北海道~九州の湿地に自生するランの仲間です。
草丈は30~70cm程度で、初夏になると熟した柿の様な橙色の花を茎の頂部にいくつか咲かせます。
色鮮やかな花を咲かせますが渋い雰囲気があるので、お茶花にも人気があります。
日本や東アジアに自生します。
草丈40~80cmで茎は直立し、夏になると黄色い花をいくつも咲かせます。
レダマという落葉低木に姿が似ており、本種は草本であることが名前の由来とされています。
北海道、本州、四国の山間地の、沢の近くや湿地に好んで自生しています。
春から初夏にかけて、花茎の頂部に小花を固めて咲かせます。
その様子がお寺の屋根にある九輪に似ていることから名付けられました。
ツツジの仲間で、クランベリーとも呼ばれています。
初夏に淡紅色の小花を咲かし、秋には可愛らしい実を付けます。
水を好みますが、夏の暑さを嫌うので育てるには注意が必要です。
亜高山帯の林内の湿った草地に自生する山野草です。
初夏から夏にかけて伸ばした花茎に白い小花を多数咲かせます。
全草に毒があるので注意が必要です。
以上、湿地・水辺を好む山野草たちを紹介してきました。
記事・・・飛田亮