近江庭園のお庭トーク | お庭のプロが厳選するお庭づくり・盆栽づくりのための季節の花だより

夏の葉を愛でる山野草

作成者: 平木 雄一朗|2020年6月24日

 


夏至に愛でる、山野草。
薄(ススキ)や萩(ハギ)、吾亦紅(ワレモコウ)など、
葉の緑がやわらかく六月の雨で美しい、旬の山野草を集めました。

 


丹那乳茸刺(タンナチダケサシ)

朝鮮半島原産ユキノシタ科の多年草です。
高山に群生をつくり、伸びた先に白い穂状の繊細な花をつけます。

白玉ノ木(シラタマノキ)

ドウダンツツジのような釣鐘型の花をつける。
初秋に見られる白い実が、丸く白玉にみえることから、その名がついたとされます。

江戸絞り萩(エドシボリハギ)

秋の七草にも数えられ、江戸絞りは、白とピンクの絞りが入る希少な山野草です。

白鷺蚊帳吊(シロサギカヤツリ)

カヤツリグサ科の多年草です。
白い鷺が飛んでいるような優雅な花を咲かせます。


梅雨あけは、まだあとすこし。

雨をたのしむこの季節に、葉の美しい山野草を手にとってみてはいかがでしょうか!