季節は3月中旬に差し掛かり、あたたかな陽気につつまれ
草木たちはぐんぐんと芽を伸ばしております.
どの季節も美しいですが、春の萠ゆる黄緑色も
目にうつくしさとうるおい、癒しを与えてくれます. まもなくです.
さて、今回のロケーションは
平木の古巣です. 現在の近江庭園へ出戻り、いまも尚、継続してメンテナンスさせていただいてます.
そんななかで、いくつかの店舗まえにある造作プランター
お店のコンセプトが、「日本の伝統の続きをデザインする」というフレーズがあります.
ここでは、あまり華やかになりすぎない、控えめかつ可憐でかわいらしい山野草の花々をつかい、
和のテイストを崩さず、侘び寂び・茶道の精神を取り込んだ、和製ボーダーガーデンを提案しています.
手前に小さな山草や可憐な花、奥に草丈の伸びるものやボリュームが増えるもの、
福寿草や竜胆・野紺菊や鈴蘭など、四季折々に咲く小花をうまく配しながら、育てます.
店舗まえの添景となる草木ですが、緑のなかに控えめな小花が咲くことにより
彩と四季、お店のテキスタイルに直結するような題材を取り入れることで、
スタッフにもお客様にも馴染みある空間を演出できています.
ことしは暖冬ゆえ、花芽の膨らみも通年より早いですが、
うつくしい桜を見届けられそうです.
今月末には、満開になるシダレサクラをお届けできるかな.