近江庭園のお庭トーク | お庭のプロが厳選するお庭づくり・盆栽づくりのための季節の花だより

葵と桂をつかって、現代の葵祭りを再現?!

作成者: 平木 雄一朗|2020年5月18日

今年はコロナウイルスの影響で、京都三大祭りである、
葵祭』巡行は中止となりました。

しかし、僕の古巣であるSOU・SOUが
現代の葵祭』をするべく、僕のもとに『葵桂』のオーダーがやってきました。
え??? 

『葵桂(あおいかつら・きっけい)』とは、、

葵の葉と桂の枝葉を絡ませて作られる葵祭りには欠かせない装飾品です。 祭り当日には内裏宸殿の御簾をはじめ、 御所車、勅使、供奉者の衣冠、牛馬にいたるまですべてに飾られます。




*2018年巡行の写真です。*帽子や胸元につけてる、緑色の植物が葵桂

もちろん、今まで葵祭の巡行を観覧する程度で、
葵桂の制作依頼なんて受けたこともございません。。笑

つかうのはもちろん、と桂。



双葉葵は根に絡まる土をていねいに取り除き、出番がくるまで水につけおき。





作り方を教わる術も無く・・・笑

見よう見真似で、桂と双葉葵をねじり寄せ、組み上げます。
*このとき、Yの字に伸びる桂が良いみたいです。





7人分制作し、並べると、なんとなーくそれっぽい??!

最後は、現代の祭り女に、飾ってもらいました。



うーん!それっぽい!
はじめてにしては上出来ではないでしょうか。

おそらく最初でさいごのオーダーになるだろう『葵桂』
たいへん勉強になりました!笑