2019/11/18

技能五輪への道、愛知大会本番

こんにちは。

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十月桜がしっとりと咲いておりました。秋も深まりもう冬が鼻先まで来ているのを感じます。これから一気に冬の様相になっていく山や植物たちの様子が楽しみでもあり、日頃朝の早い私たちにとっては起きるのが辛くなってくる季節でもあり…。頑張って毎日起きれるよう規則正しい生活を心掛けたいものです。

 

最後の技能五輪

11月16.17日に愛知県で行われていた「あいち技能五輪・アビリンピック」。去年に引き続き、弊社の職人が今年も造園競技に参加いたしました。今回出場した選手は今年が挑戦できる最後の年ということで今までの集大成を出し切るべく、日々夜遅くまで練習に勤しんでおりました。→ 

 

国際大会が8月の末にあり、間髪入れずに再び国内大会へ。会社としてはとても忙しい1年でしたが、これでようやくひと段落といったところでしょうか。選手の長い練習がこの二日間で爆発できるように、私たちも応援あるのみです。

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この日の天気は雲一つない快晴。気候も穏やかで、選手たちにとっては絶好の造園日和だったかと思います。技能五輪には三回目の出場になる選手ですが、やはり開始前は少し緊張した面持ちでした。淡々と道具を確認し、競技に備えて自分の動きをシミュレーションしているようです。

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競技前の張りつめた空気の中、今回のロシア大会に出場した代表選手二人の挨拶もありました。自らの競技はすでに終了しているため、なんだか肩の荷が下りているような明るい表情ですね。(笑)

今回の技能五輪に出場している選手たちにとっては目標になる世界代表選手二人の言葉に、背筋を伸ばした選手たちも多かったのではないでしょうか。

 

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いよいよ競技が始まりました。まずは石積みから取り掛かります。一日目の作業としては、石張りまで仕上げられれば二日目の競技を続けられるラインになっていますので、そこをクリアし更に先に進めるよう目標を決めて作業をしていきます。

石積みは快調に仕上がっていき、近江庭園で学ぶ「石積みらしい石積み」をすることができたのではないかと思います。安定感があり、天端が美しく揃った石積みは、競技作品ですがそれだけで見ることのできるものになっていたと思います。

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続く石張りとピンコロで造る園路も順調に作業し、一日目で課題のお庭の大方の要素は出来上がっていきました。石作業は私たちが普段からお庭造りの仕事をするにあたって深く関わる工種です。練習に加えて、普段の仕事での作業を活かすことができるのはこの大会においては事業所ならではの強みでもあるかと思います。

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整地をしっかりとし、二日目の作業に備えて木工作の墨出しをしておきます。たとえ翌日に続く作業であっても綺麗な状態で作業を終えられることは、普段の仕事でも大切にしていかなければならないことの一つですよね。

応援していても終始ハラハラすることもなく、安心してみていられたのは、ひとえに普段の彼の動きと練習があってこそだと思います。二日目もこの調子で、と願うばかりでした。

さて、本日のブログはここまでにして、次回のブログでは二日目の模様をお送りできたらと思っております。肝心の結果は、このブログを書いている今、私たちはまだ知りません。次回のブログ更新の際に良い結果を皆様にお伝え出来たら何よりです。それでは!

投稿者: 松本 友香里

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