こんにちは。
お客様の家にある蝋梅がほころび始めてきました。
今冬は去年に比べると暖かい日が多く、車に乗っていると日差しが暖かいのでまどろみながら現場への移動をしている毎日です。
そんな私は今年に入ってから、現場での仕事の他に週に二日間は事務所内での仕事をするようになりました。
現場で職人として動く日もあれば、模型の石を表現する際に使う素材を延々貼り付けるという日もあります。今は二足の草鞋を履いているような状態で、職人としてもまだまだ半人前なのに中の仕事も務まっていくのかと少しばかり不安があります。
ですが、「わからないから出来ない」ではなく「わからないからどんどんやらせてもらおう」の精神で進んでいこうと思っている毎日です。お客様とお庭について話すのは現場の仕事と同じなのですが、一緒に構想を練っていくというのが新鮮な時間だと感じます。
庭師というと、現場で木に鋏を入れ、石を据え、お庭を形造っていく人たちのことをイメージされるかと思います。今までの私の仕事が、図面や模型という「1」のものから「10」にも「100」にも作り上げることができるものだったのに対して、事務所に入るようになってからの仕事は何もない「0」から「1」を作る仕事なんだな、と感じるようになりました。
どちらの仕事も両立されているからこそ、お客様に満足頂ける庭を提供できるのだと思います。
写真は中の業務を担当している平木が作成しているものです。
私も自分の中にある庭を「0」から「1」にするために、もっと勉強していきたいと思います。
もちろん、外でも元気に動いて頑張って行けたらと思いますのでよろしくお願いいたします!