近江庭園のお庭トーク | お庭づくりに技術と情熱を込める庭職人のストーリー

文化と技術の在処とは

作成者: 松本 友香里|2017年11月23日

こんにちは。

毎日寒いですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

身に染みる寒さは体に堪えますが、

そのお蔭で葉の色付きがどんどん鮮やかになっていくのが楽しみな毎日です。

 

 

先日、私は京都左京区にあります、白沙村荘橋本関雪美術館へ行きました。

小雨が降っていましたが、庭園の情景が美しく、悪天候も忘れる穏やかな空間でした。

 

 

ですが、今回の目的はこちら

春秋遊会2017という企画展へお邪魔しました。

 

さまざまな職人さんの作品が展示されており、

その技術の美しさにただただ嘆息を漏らすばかりでした。

 

この展示会のテーマ『受け継ぐこと 伝えること』

日本の伝統技術や文化を守り、後世に伝える。

今の私たちの世代には何ができるのかを深く考えました。

 

私はいま造園業界に身を置いていますが、

日本庭園の技術や良さを伝えるために何ができるのか、違う職人さんの作品を見て、

違う角度からですが大きな刺激を受けました。

難しい問題だと思いますが、真摯に文化や技術に向き合っていく姿勢を忘れたくないと強く思います。